Archive For The “事件・事故・災害” すべてのカテゴリ:

地位によって変わる命の重さ

地位によって変わる命の重さ

 元次官殺傷事件の報道を見ていて、いくつか疑問に思うことがある。  まず、事件を「テロ」と呼んでいること。  元官僚を狙ったからテロなのだろうか?  被害者の社会的な地位によって、テロなのかそうでないのかが区別されるのは…

「地球を守ろう」は適切ではない

「地球を守ろう」は適切ではない

 環境問題のスローガンとして…… 「地球を守ろう」 「地球を救おう」  といった表現がされている。  だが、これは間違いとはいわないまでも、適切ではないと思う。  地球が温暖化しようが化学物質で汚染されようが、じつのとこ…

今年の冬は寒い?

今年の冬は寒い?

 今年の冬は寒くなる……という予測が、アメリカで出いるそうだ。  温暖化の話はどこにいった?と思いたくなる話。 米経済の崩壊、世界の多極化/田中宇の国際ニュース解説  地球温暖化の「シナリオ」とは裏腹に、最近発表されたア…

マスコミの差別意識

マスコミの差別意識

 ある言葉を使うときに、その使い方で侮蔑や差別をすることがある。  言葉の使い方とは、気配りでもあり、言葉に対するバランス感覚でもある。  言葉を使う人の意識が、そこにどう働いているかだと思う。  次の記事は、その典型だ…

子供の教育の前に教師の再教育を

子供の教育の前に教師の再教育を

 教員採用の不正問題での、文科省の調査結果が発表された……が。  自己申告の調査には、ほとんど意味はない。  悪いことをした人が、自分から認めるとは思えない。  バレたら、自分の立場が危うくなり、逮捕されるかもしれないの…

他者を理解しようとしないことでは同類

他者を理解しようとしないことでは同類

この人、やっぱり書いたか……と思った。 「最近の若者=キレるという発想の危うさ」で、取り上げた松村氏の、アキバ事件に対する記事。 また、同じ論点のはき違えをしている。 秋葉原通り魔事件 ~ 人生はリセットできない / S…

調査・統計の数字のトリック

調査・統計の数字のトリック

世論調査やある事柄に関する調査や統計で、数字的な優位性から因果関係を推し量るということが行われる。 だが、調査・統計の数字には、因果関係を特定するには足りない場合も多々ある。 以下の記事もそのひとつだろう。 児童虐待7割…

最近の若者=キレるという発想の危うさ

最近の若者=キレるという発想の危うさ

 白昼の秋葉原で起きた連続通り魔事件で、メディアは過熱報道だ。  ショッキングな事件ではあるが、メディアはエキサイトしすぎのようにも思う。 TBSは事件の起きた夜に放送する予定だったミステリー番組の放送を、「遺族に配慮し…

喫煙と飲酒の死亡率

喫煙と飲酒の死亡率

 喫煙は社会悪になっているようだ。  喫煙の害はわかるし、吸わないにこしたことはない。  しかし、喫煙者が皆肺ガンになるわけではなく、喫煙していなくても肺ガンになる場合もある。  その理由が遺伝子的にわかったというニュー…

ネットが先か、犯罪が先か

ネットが先か、犯罪が先か

 ネットを利用した犯罪が起きるたびに、ネットの取り締まりや悪質なサイトの存在をなんとかしろ……という論調が出てくる。  以下の社説もそのひとつ。 asahi.com:朝日新聞社説/女性殺害―闇の職安を放置できない(200…

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