「サイロ」シーズン2|Apple TV+

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 「サイロ」のシーズン2を、ようやく見た。
 配信は、2024年11月25日〜2025年1月17日だった。やってるのは知っていたが、見る時間がなかった。理由は時間だけでなく、物語がかなり暗くて、絶望的なディストピアものなので、気合いを入れて見ないといけないからでもある。楽しい作品ではないのだ。

「サイロ」シーズン2

「サイロ」シーズン2

 見終わったあと、どっと疲れる作品だ。
 なぜ、人々が地下で暮らすようになったのか、その全貌はまだはっきりとはしていない。おそらく核シェルターとしてのサイロなのだろうとは思われるが、そのヒントがシーズン2のラストでチラッと出てきた。

 同じようなサイロが50個あると明かされた。
 主人公のジュリエットが、防護服を着て外に出され、隣のサイロに辿り着くが、出入口近くには多数の白骨化した死体が転がっていた。外の世界は致死量の毒に満ちているとされているので、それによってサイロから出た人々が死んだようだが……。それも定かではない。

「サイロ」シーズン2・外の様子

「サイロ」シーズン2・外の様子

 シーズン2の大部分は、荒廃した隣のサイロの中に生き残っていた、ごく少数の人間とのドラマになっている。同じ構造のサイロなので、謎を解く過程としての展開ではある。ただ、少々長すぎるエピソードで、中だるみのように感じた。もっと展開のスピードを上げてもいいのでは?

 いよいよサイロの核心に迫っていく……というところで、シーズン2は終わり。
 モヤモヤ感を残す終わり方だ。
 しかし、次シーズンへの更新は発表されている。

Apple TV+ renews hit, world-building drama “Silo” for seasons three and four – Apple TV+ Press

高い評価を得た「サイロ」の第2シーズンプレミアに続き、Apple TV+は、世界的に大ヒットしたこの世界構築型ドラマがシーズン4まで更新されたことを発表した。サイロ」第4シーズンは、ヒュー・ハウイのニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとなったディストピア小説3部作の全貌を描く、スリリングな最終章となる。レベッカ・ファーガソンが主演と製作総指揮を務める「サイロ」シーズン2は、Apple TV+で世界同時ストリーミング中。

(中略)

Apple TV+の番組責任者であるマット・チャーニスは、「中毒性があり、独創的で感動的な『サイロ』は、初日から私たちを夢中にさせました。「ジュリエット・ニコルズの旅を完結させ、ヒュー・ハウイの壮大な小説3部作を完結させる、この野心的でキャラクター主導のSFシリーズのシーズン3と4を見据えています。レベッカ・ファーガソンに代表されるパワフルな演技と、この非常に人間的な物語に期待される予想外の展開、紆余曲折、驚きを、皆さんにもっと体験していただくのが待ちきれません。」

 ということで、シーズン3と4まで続くのは確定しているようだ。
 また、別ソースによると、3と4は同時進行の撮影で進められるという。
 配信予定は未定だが、少なくとも1年はかかりそうだ。

 科学技術が退化した世界ではあるが、AIらしきものが関与しているようなシーンがあり、人間はAIに管理されている……という展開の臭いがする。
 次シーズンでは、謎がひとつひとつ解明されていくのだろう。
 外は本当に防護服なしでは生きられない世界なのか?
 地球全体で、地上の人類は絶滅してしまったのか?
 彼らはサイロを出て、自由になれるのか?
 どういう結末が待っているのか?

 それは次シーズンまでお預けだ。

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