機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム|Netflix

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 フルCGのガンダム。
 見るには見たが……。
 う〜〜む……、イマイチ、イマニかな。

 ジオン側から見たガンダムなので、主役メカはガンダムではなくザク。
 映像的にはリアルなCGキャラになっているが、人間的なリアルさは薄い。その一番の理由は、動きがぎこちなく、演技が大根役者なためだ。
 たぶん、モーションキャプチャーだと思うが、その動きをつけるアクターの演技が下手なんだ。どこかわざとらしく、自然な演技になっていない。見ていて気持ち悪くなってしまう。
 メカの動かし方はいいのに、人間の動きがダメダメでは本末転倒。
 この演技でOKを出した監督の判断が甘過ぎだ。

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム-2

機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム

 物語としては、そこそこ面白いが、ダメな演技が台無しにしている。
 日米の共同制作ではあるが、これがCGガンダムの限界なのか?
 いやいや違うだろう。妥協点が低すぎるんだ。
 制作費は公開されていないようだが、かなりの金をかけているはず。それでこの完成度はレベルが低いといわざるをえない。

 ガンダム世代は、リアルなガンダムを見たいと思う。私がそうであるように。
 しかし、この作品では失望してしまうだろう。
  『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の続きの制作が遅れに遅れているが、ハサウェイで描かれたリアルさは、キャラクターの演技に依拠している。表現方法の違いはあるが、CGガンダムでもキャラクターの演技が胆であることに変わりはない。

 もっと、ちゃんと、人間を描け。

 CGキャラでも、それはできるはずなんだ。
 続きを作るのなら、そこの進歩をしないとダメだ。

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