周期ともいえるほどに、ときどきパクリ疑惑が話題になる。
過去記事にもいくつか類似の案件はあったが、「またかよ」といいたくなってしまう。
いずれの場合も、すでにプロであり、高い評価を得るほどメジャーになった作家だ。
イラストレーター古塔つみ「トレパク」疑惑に声明 写真トレースや盗作意図は否定 – KAI-YOU.net
イラストレーター・古塔つみさんの作品が、著作権侵害にあたるのではないかとSNS上で波紋が広がっている。
いわゆる既存の絵や写真を下敷きにしてトレースして描く「トレパク」であるとして、数々の指摘を受けている。
それに対し、古塔つみさんが2月3日(水)Twitterで声明を発表。オマージュ・再構成として制作した一部の作品を、権利者の許諾を得ず投稿・販売したことを認めた。
しかし、写真そのものをトレースしたことはなく、写真の模写については盗用の意図はないとしている。
古塔氏の声明は矛盾している。
「権利者の許諾を得ず投稿・販売した」というが、その行為を「盗用」というのだよ。
著作権のなんたるかを、まったく理解していないようだ。
と、文章だけの記事では、どういうパクリなのかわからない。
比較検証しているサイトから、キャプチャしておく。
古塔つみトレパク疑惑17枚を画像比較!黒確定で過去に炎上も!謝罪の言葉は?|トレンドマガジン
ということで、こりゃ、やりすぎだよ(^_^)b
これほど多くパクリ疑惑作品が出てくるということは、常習犯なのだろう。
もったいない。
才能の使い方を間違っているよ。
誰かの写真なり作品を下敷きにしないと描けないのであれば、能力の限界を露呈していることになる。
それも悲しいぞ。
魅力的なポーズや表情は、自分で作り出すのがアーティストだと思うよ。
彼女(彼?)の制作過程が目に浮かぶ。
画像をググって、どれを使おうかな……と探すことから始める。
気に入った画像を見つけると、これにしようと描き始める。
下敷きにしている画像があるから、デッサンが狂うこともない。
楽ちんだ。
古塔氏のパクリ疑惑は、以前からあったそうだが、改心することはなかったわけだ。
「これをやっちゃだめ」という、心のブレーキが壊れていたんだろうね。
アーティストの問題というより、人間性の問題だ。
人のものを盗ってはいけない。
オマージュと盗作は、まったく違うものだよ。
その自覚がないことが、最大の問題かもしれない。
なるほど、トレーサビリティは良好のようです。アサリにくらべれば。