火星の生命は1970代に見つかっていたかも?


火星の生命は1970代に見つかっていたかも?

火星は地球からもっとも近い惑星であり、もっとも生命存在の可能性が高い惑星だ。
火星探査の初期に、火星に着陸したバイキングは、生命探査を目的のひとつにしていた。そのとき行われた実験で、生命を発見していたかもしれないという。

CNN.co.jp : 火星の生命の痕跡、1970代に見つかっていた? NASAの元研究員 – (1/2)

米航空宇宙局(NASA)は火星の地表で40年以上前に行った実験で、生命の痕跡をとらえていた可能性がある――。当時の実験にかかわったNASAの元研究員が、雑誌でそんな主張を展開し、この実験を繰り返すことを求めている。

(中略)

しかし今になって有望な痕跡が相次いで見つかっている。NASAの探査車「キュリオシティ」は2018年に火星で有機物を発見し、太古の火星の表面に塩湖があったことをうかがわせる堆積物もこのほど見つかった。

当時、生命は否定されたが、追試がされていないので反証の材料もないということか。
おそらく、希望的観測も含めて、火星の土中には細菌やバクテリアレベルの生物はいると思う。1996年、火星から飛来したとされる隕石に、生物のような痕跡を発見したという研究発表もあった。

▼微生物の痕跡とされた電子顕微鏡写真

ALH84001に含まれる5鎖状構造(電子顕微鏡画像)「Wikipedia」より

ALH84001に含まれる5鎖状構造(電子顕微鏡画像)「Wikipedia」より

のちにこれは自然現象でも生成されるとして、生命説は否定された。

無人探査機による分析では、それが自然現象なのか生物によるものなのか、決定的な証拠として結論づけにくいというのが、問題なのだろう。バイキングの実験が否定されたのも、生命現象とは確定できないためだった。

探査機に顕微鏡を積めればいいのかもしれないが、これまでの探査機では搭載されてこなかったので、技術的に難しいのかもしれない。打ち上げ時の衝撃や、火星着陸時の衝撃で、精密さが要求される顕微鏡は壊れやすいことは想像できる。

最終的には、人間が火星に降りたって、人力で調査するまで結論は出ないのかも……。

ただね、これまで火星に送り込んだ無人探査機が、地球の微生物(細菌、バクテリア、カビなど)を持ちこんで、汚染している可能性もある。滅菌しているとはいっても完璧ではないので、胞子のひとつやふたつは紛れ込んでいても不思議ではない。
そして、カビ類は生命力が強い。
有機物は発見されているから、カビの栄養源はありそう。バイキングの着陸した周辺が、カビに覆われていることだってありえる。

新しい生命探査で、発見できるといいけどね。
人間が行くのは、だいぶ先になりそうだし。しかし、人間が行くとなると、人間自体が微生物の集合体だから、火星環境の汚染源になってしまう。

もし、無人探査機で生命が発見されたら、火星環境の保護のために、人間は立ち入り禁止にした方がいいかもね。

先日、映画『オデッセイをBSで放送していたが、見るのは3〜4回目。この作品に出てくる火星行きの宇宙船は、原子力ロケットなんだよね。NASAが発表するロケットのデザインよりも、ハリウッドの方がカッコイイ(^^)。

火星に取り残された主人公は、なんとかサバイバルしていくのだが、地球からの生物はいろいろと持ちこんでいるから、汚染しまくり。環境保護の観点からは、無茶苦茶な話だ。

ともあれ、次の生命探査に期待したい。

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