「病気のウサギ」嘲弄された中国切手

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 小ネタのネット記事。
 中国の巨匠画家が描いた図案の切手が、酷評されるもバカ売れしているという。中国では切手も投資対象なのかな?

「病気のウサギ」嘲弄された中国切手…8倍の価格でも「なくて売れない」 | Joongang Ilbo | 中央日報

中国で「病気のウサギ」と嘲弄された新年記念切手が実際に販売されると完売したと香港サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)などが18日(現地時間)、報じた。

(中略)

今回の切手の図案は「中国3大天才」の1人として有名な伝統絵画の巨匠、黄永玉がデザインすると言われて一層期待を集めていた。

しかし切手の図案が公開されると中国人は当惑の色が隠せなかった。全身が青色で、赤い目をしたウサギの姿勢が奇異なだけでなく、口元にはふてぶてしい笑いが浮かんでいるという批判が出てきた。

現地オンライン上では「病気にかかったウサギみたい」「怖い」「邪悪だ」「子どもが見たら泣く」などの反応が寄せられた。また、ウサギを「中国」、青色を「新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)」、手に持った手紙を「送る」という概念だと解釈して「新型コロナは中国人が送ったウイルスだと表現している」という主張も出てきた。

 その切手の画像を載せなよ、といいたい。

「病気のウサギ」の切手

「病気のウサギ」の切手

 なるほど、なかなかエグイ。
 電子メールやSNSが全盛の時代に、切手の役割は低くなっているが、収集家にとっては購買意欲をそそられるのかな?
 どっちかというと、値上がりを見込んだ投資対象なんだろうけど。

 日本でも、かつては切手ブームがあった。昭和40年〜50年代(1965〜1984年)の頃だ。
 私もその時期に集めていたな。切手を入れたストックブックが数冊、まだ実家にあると思う。数千点はあったので、売却すればけっこういい値段になるはず(^o^)。
 たしか、昔の100円札(板垣退助100円札)や500円札も入れてあった。ピン札なので、数倍の価値にはなると思う。

 最近では、手紙を送ることもなくなったから、切手を使う機会は激減しているね。たまに、何かの書類などを郵送する必要が生じると、コンビニに切手を買いに行く。値上がりして中途半端な金額の切手になっているが、その絵柄は馴染みのないものだったりする。

 そういえば、昔の通販では、代金の代わりに額面通りの切手で支払い可能なシステムがあったね。
 それとか、定額小為替とか郵便振込用紙とか、アナログな送金方法。こっちは今でもあるけど、ほとんど使わなくなった方法だ。

 通常切手とは異なる記念切手(特殊切手)は、2022年は39件発行されたようだ。

2022記念切手の抜粋

2022記念切手の抜粋

 けっこう出しているんだな。
 ハガキや封書の料金がどんどん値上がりしているので、この額面で実用できる期間は短いのだろう。昔のようにキリのいい金額ではないので、組み合わせて使うことも難しい。ほぼコレクターの趣味のための切手になっているように思う。

 私が子どもの頃は、ハガキが10円、封書が20円だったかな。その頃の切手の絵柄は覚えているよ。

10円と20円の切手

10円と20円の切手

 なつかしいなー。
 その料金で可能だったということでもある。電話を除く通信手段が、郵便一択だった時代だからだ。
 物価も上がっているということだね。

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