2030年…地球寒冷化が始まる?

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City of the future frozen in the ice age

City of the future frozen in the ice age

15年後……2030年になると、太陽活動が著しく低下し、地球は寒冷化に向かうという新説。

あと5~10年で地球は極寒に? 最新の太陽研究が予測 ≪ WIRED.jp

太陽の活動周期に関する新しい数学モデルによると、17世紀に起きたマウンダー極小期と「小氷期(ミニ氷河期)」が、あと15年ほどで再び訪れる可能性があるという。

(中略)

マウンダー極小期は、太陽内部の深い場所にある流体の対流によって起きると考えられていたが、新しい研究では、第2の力がはたらいている可能性が示唆されている。太陽内部にある異なる層を伝わる2つの波が、太陽活動を支配するというのだ。この2つの波の同期がずれたときに、地球の気温が低下する。

地球は温暖化に向かっているというのが、もはや既定路線になっているのだが、異論を唱える科学者は、少数派ではあるが存在する。

温暖化の原因は、人類の文明活動に由来する二酸化炭素の排出のためとされる。この説を支持する多くの科学者は、太陽の影響を考慮しないか、影響は低いと見積もる。だが、それでは考古学的古代にあった温暖化や寒冷化の説明がつかない。

けら研,かつて人類が縄文時代に経験した急激な温暖化 松本秀明,地球の温暖化に関する情報

 今からおよそ7千年前から9千年前の縄文時代早期に,人類は急激な気温の上昇を経験しました。これは,意外なことに現在危惧されている地球大気の温暖化やそれに伴う海面上昇の変化速度を遙かに上回る速度だったことが分かっています。

縄文人が薪を燃やしすぎたから……なんてのはナンセンス(^_^)。理由は別にある。

じつのところ、現代の科学は、地球の気象、もっと拡大して太陽系の気象について、知っていることよりも知らないことの方が多い。工業化以前の時代にも、温暖化したり寒冷化したりを繰り返してきたわけで、火山や地震と同じようにサイクルの中にあると考えるのが妥当だろう。

犯人扱いされている二酸化炭素は微々たる要因で、主犯は地球そのものと太陽にある。そうじゃないと、古代の説明ができない。
温暖化しているように思える20世紀~21世紀初頭が、たまたま地球の気象が激動する時代にあるだけ……なのかもしれない。

今年は春から暑い日が続いたり、猛暑の夏になっているから、いかにも温暖化しているようにも思える。異常気象も多いから、それも温暖化のせいにしてしまう。しかし、毎年同じ気象になることの方が不自然なんだ。カレンダーは人間の都合で作ったものでしかなく、太陽の周りを回る地球は、毎年同じところを回っているわけではなく、軌道は揺らいでいる。太陽系そのものも、銀河系の中を回っていて、銀河の影響も受けている。

関連記事→地球環境の変動にダークマターが関与?

スパコンで気象をシミュレートするとき、太陽活動の影響やダークマターの影響は考慮されていない。というか、パラメーターとして入れることができるほど、宇宙からの影響についてはわかっていない。地球を暖めているのは太陽なのに、太陽活動の影響を計算に入れないのは、そもそもシミュレーションとして成立しない。

マクロな視点……つまり、地球の立場に立ってみれば、人類の活動による影響すらも、自然現象の一部だ。地球に最初の生命が誕生した頃、地球環境は現在の生物にとって猛毒の環境だった。植物の祖先が、二酸化炭素を吸収して酸素を排出したわけだが、酸素は組織を酸化させる猛毒だった。のちに酸素を利用する生物が登場したわけだが、地球が酸素で汚染されたから誕生したようなもの。

45億年の地球の歴史の中で見れば、人類が二酸化炭素をせっせと排出しているのは、かつて微生物が酸素を排出したのと同じことだ。
地球を擬人化すれば、地球にとっては痛くも痒くもない。
「オレの表面にいる微生物が、またなんかやってるよ」
くらいなものだ(^_^)。

人類の文明があとどのくらい続くか……数千年は続くかもしれないが、数億年は続かない。間を取って、100万年続くとしよう。100万年の間、地球表面をほじくり返し、環境をぐちゃぐちゃにしても、地球にとっては一瞬のこと。人類が滅びれば、進化の歴史が再開されるだけ。それをやり直す時間は十分にある。

地球の寿命はあと17億5千万年との研究結果 – IRORIO(イロリオ)

地球に定められた命がある理由は、今から17億5千万年~32億5千万年の間に、地球は太陽系の居住可能地帯を外れホットゾーンに突入するため。

恐竜時代に小さな齧歯類だった人類の祖先が、文明を発達させる人類に進化するのに要した時間は、6500万年。17億年あれば、まだ17回は人類なみの進化をする時間がある。
心配することはない。
次の種のために、地球の王座を渡せばいいのだ(^_^)

環境破壊が人間の手によって行われていることを、悲観し、罪深いと思われているのだが、環境破壊の原因が小惑星の衝突だろうが、火山の噴火だろうが同じことだ。速いか遅いかの違いだけ。人間もまた、自然環境の一部だということ。

生物の大量絶滅は、これまでに5回あったとされる。第6の絶滅を人間が引き起こしたとしても、長い地球の一生の中では繰り返されてきたことのひとつにすぎない。

だからといって、環境破壊をしてもいいといっているのではない。現在の環境を維持することは、人間自身にとって住みよい環境を維持することでもある。ただ、第6の大量絶滅が訪れたとしても、人類が君臨した生態系が滅ぶだけで、次なる種の登場をうながすことにつながるだけ。恐竜が絶滅しなければ、人類が登場することはなかったんだ。

温暖化の二酸化炭素主犯説については、私は懐疑的だ。温暖化ガスとしては、二酸化炭素よりも水蒸気(つまり、雲)の方がはるかに赤外線を吸収・放射するのだが、なぜ、水蒸気は問題にしないのか?……等々、二酸化炭素説には、いろいろと疑問も少なくない。

いずれにしても、15年後に地球寒冷化説の真義は判明するのだろう。私は、この説に1票いれたい(^_^)。

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