電車内の非常通報器の表示方法

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 電車に乗っていて、目に留まった「非常通報器」なのだが……。

 これって、紛らわしい表示方法だな、と思った。

非常通報器

 遠目に見ると、赤いSOSマークが一番目立つが、ボタンそのものは、その下の涙滴状カバーがされた部分にある。カバーが周囲と同色なので保護色となり、目立たないようになっている。そこに左右向きの矢印があり、下に「通報ボタン」と小さく書かれていた。

 設置場所は子供でも手が届く高さなので、イタズラ防止のためにボタンにカバーをしているのだと思われるが、これはわかりにくい。
 左右矢印は、左右方向に開くという意味だろうが、これまた控え目で意図が曖昧に感じる。それに気がつかずに、カバーを押してしまいそうだ。
 また、日本語表記しかないので、外国人にはそこにボタンを内蔵していることがわからない可能性もある。

 今どきのタッチパネル世代は、SOSマーク を押してしまいそうだ。向かいの席から見た私ですら、それがボタンなのかと思ってしまった(^_^)b
 よくよく見たら、その下にボタンが隠れていることに気がついた。

 この非常通報器は、構造的にもデザイン的にも、不親切で不適切だと思うなー。

 改善案の一例としては、こんな感じかな。

非常通報器の表示方法の改善案

非常通報器の表示方法の改善案

 苦肉の策だけど……。
 根本的に設計とデザインを考え直した方がいいと思うよ。

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