インド株によるコロナ第5波は7月初旬か?

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インド株によるコロナ第5波は7月初旬か?

6月になった。
東京や大阪の新規感染者数は下がり、第4波は収まりつつある。
これは緊急事態宣言の効果ではなく、単にイギリス株の増殖限界を過ぎたためだろう。
新型コロナ、4か月サイクル説」だ。

過去記事の「三度目の緊急事態宣言が11日間では短すぎる」(2021年4月21日付)で書いたように……

諌山予想では、5月上旬が第4波のピークになると思うので、5月16日までの延長は必至。
緊急事態宣言に劇的な効果があるとは思えないが、これまでの感染の波の推移を見れば、なにもしなくても5月下旬には下降線となり、新規感染者が200人前後で下げ止まりするだろう。

だから、最初から5月一杯としておけば、あたかも緊急事態宣言の効果があったかのような推移になって、都知事はよくやったといわれるかもしれないよ。

……と、予想通りの展開になった。
緊急事態宣言が出ていても、飲食店や劇場などの特定業種が制約を受けているだけで、満員電車はいつも通りだし、街の人出も普段通りなので、宣言があるなしはあまり関係ない。

宣言の効果があったかどうかを科学的に検証するためには、宣言を出していない条件下で実験する必要がある。しかし、それはできないので、比較検証で証明しようがない。
科学者でもあるはずの専門家たちは、対照実験をしていないのに「効果があった」と結論づけるのは科学的ではない。
効果があったかのように推移した……というのが実情だ。

ただの科学ファンで野良ブロガーの私の予想通りになるというのは、誰にでも予想可能ということだ。Googleの感染予想AIよりも、私の予想の方が正しかった(^_^)b

もっと前の私の予想では……

変異株にどう対応するか?

参照→ 新型コロナで社会の地殻変動は起こるか?(2021年1月13日)
この記事の中で、私は……
「第三波は、2月末くらいになれば沈静化するだろう」
「第四波が4月頃から盛り返してくるように思う」
「次の山は4〜5月、その次が8〜9月……と、続くように思う。」
……と予想した。

……としていた。
1月の段階の予想でも、ほぼ予想通りになった。
一介の野良ブロガーの予想なんて、誰も真に受けたりはしないけどね。

ここに来て、インド株が台頭してきているので、イギリス株の衰退とともにインド株が勢力を拡大しそうだ。
WHOは変異株に国名を使わないと決めたようなので言い換えると、アルファ株が衰退しデルタ株に置き換わることになる。

デルタ株はアルファ株より感染力が強いといわれているので、当初の私の予想より、次の波が早く来るような気がする。
6月中は停滞期になるだろうが、早ければ6月末、遅くとも7月初旬には第5波に突入すると予想する。

つまり、オリンピックを強行開催するのなら、オリンピック開催とともに第5波のピークを迎える可能性がある。

これまでは65歳以上の高齢者が、重症化のリスクを負っていたが、ワクチン接種が進んでいることからリスクは下がる。
第5波では、まだワクチン接種を受けられない、64歳以下の中年世代が重症化の対象になる。比較的健康で行動範囲が広い世代なので、大都市圏だけでなく地方への影響も大きくなるだろう。

また、オリンピックが第5波にさらなる燃料(ウイルス)を投下することも予想されるため、今までにない大炎上(大感染)となる可能性もある。

デルタ株よりさらに強力なベトナム株(まだWHOの名称はない)も出現しているので、最悪の場合、デルタ株を乗っ取るようにベトナム株が急激に台頭するかもしれない。ベトナム当局によれば、ベトナム株は潜伏期間が2日だということなので、一気に広がることも考えられる。

そういえば「五輪をスパコンでシミュレーション?」で取り上げだ、スパコンによるシミュレーションはどうなったのだろう?
結果が公表されないが、やってるのか?
どういう結果が出るのか、楽しみにしているんだが?

この記事中にも書いたが、オリンピックはコロナ禍での大規模な社会実験である。
想定通りに感染対策が功を奏するのか?
それとも感染拡大の惨禍を引き起こすのか?
東京はその実験場であり、都民はモルモットである。

結果は3か月後には出る。

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