中国、ロシア、北朝鮮は、AIハッカー導入か?


(AI)は、現代から未来に向かって、欠かせない技術になっていくだろうが、同時に脅威にもなる。
仮想通貨の落とし穴』で、「AIハッカーが登場するのは必然だろう」と書いたが、それが現実的になったという記事。

中露、サイバー攻撃にAI活用 北も能力獲得か 手口を学習、標的選定も 元在日米軍司令部サイバーセキュリティー長が証言(1/2ページ) – 産経ニュース

 中国とロシアがAI(人工知能)を活用して自動的にサイバー攻撃を仕掛ける技術を取得したことが13日、わかった。AIを活用すれば、人材の省力化でハッキングの効率を高められる。AIが自ら攻撃手法を学んで技術を短期間で向上でき、大規模な攻撃を仕掛けることも容易になるという。北朝鮮も同様の技術を獲得した恐れがあり、AIを悪用した攻撃の脅威が世界に広がりそうだ。

(中略)

AIが大量のデータを基に自ら学習する「ディープラーニング(深層学習)」を行うことで「攻撃の技術や手口が自動的に上がり、育成しなくても優秀なハッカーが誕生する」という。人間のハッカーであれば手法や攻撃を仕掛ける時間帯で犯行を特定されやすかったが「AIでは調査が難しく、攻撃側は追跡から逃れやすい」とした。

かつて、原子力が未来の希望だった時代には、エネルギー問題を解決する手段として期待されていた。平和利用されることを前提とした、理想でもあった。その理想から生まれたのが「鉄腕アトム」だったし、SF人形劇の「サンダーバード」の主力メカは、原子力を主要な動力としていた。

しかし現実には、原子力の平和利用は一部であり、多くは核爆弾等の兵器に利用されている。平和利用の原発においても、放射性廃棄物の処理をどうするかは未解決の問題であり、無害化する技術などというのは出てきそうにもない。

近未来においては、AIおよび量子コンピュータは、社会を大きく変える技術であり要素になる。それは、原子力が夢の未来を作ると思われていたのに通じる。

平和利用のAIと、犯罪や軍事に使われるAIとで、どちらの比重が高くなるかといえば、おそらく後者。量子コンピュータは、まだまだ実験段階で、実用的なレベルには達していない。現代のスマホのように手軽に量子コンピュータ端末が普及する時代になったら、AIとの組み合わせで、どんなことができるかは想像に難くない。

もしかしたら、第三次世界大戦は、AI同士の電子戦になるのかもしれない。
情報を防御するのがAIなら、攻撃するのもAI。サイバー空間で機能する、AI兵器も開発されるだろう。
その戦いに要する時間はミリセカンド単位、長くても数秒。敵のAIを破壊もしくはデータを奪ったら終わり。

AI、AIと、なにかともてはやされているが、これは諸刃の剣でもある。
AIでセキュリティを強化する……と謳うのなら、AIでセキュリティを突破することも可能なのだ。より優秀で、より強いAIが、世界を支配する。

歴史の教訓に学ぶとするなら、新しい技術、新しい武器は、メリットと同時にデメリットもともなう。
AIも、そんな技術のひとつになる可能性が高いと思う。

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア