『火星の女王』についての論評記事をいくつか読んだが、なんだか持ち上げる記事が多い。
いやいや、そこまで高評価するような作品じゃないだろ?(^_^)b
★5つの評価でいえば、★3つだよ。
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番宣的な記事ではあるが、いささか面はゆい。
本作程度のドラマで「史上最高スケールのSFドラマ」とか「想像の10倍凄いクオリティ」とかいうなよ。それは逆説的に、今までのドラマのレベルがかなり低かったということになる。
第2話を見て、全3話なのに、こんなにトロい展開でいいのかって思った。この展開スピードは、全10話あるようなシリーズのテンポだろう。
謎の物体の正体は、マイクロブラックホールであることが明かされた。
そっちかーと思った
マイクロブラックホール単独では持ち運びはできないので、マグネタイトの球体で包まれているという設定のようだ。自然物ではなさそうなので、異星人のテクノロジーが絡んでいそうだ。
そのへんは原作とは違う設定らしく、ドラマ版で導入された要素なのだろう。
主人公のリリは、盲目だがギターを弾いてタグレスの民衆の心を引く……という展開。
音楽がキーワードか。歌姫ということでは、マクロスを連想させる。
タグレスの境遇に共感したリリは、火星側に立って地球側と対峙することになりそう。それで「火星の女王」と呼ばれるようになる……という展開が見えてきた。
第2話の段階でいうのもなんだが、ストーリー展開があらすじ的過ぎる気がする。3話までしかないために、深掘りができないのだろうが、登場するキャラクターの関係性が薄い。ヒューマンドラマとしては、もっと紆余曲折があるものだが、時間的な制約からか、省かれている印象だ。
余談だが、主人公の名前の「リリ-E1102」の番号部分はタグの番号らしい。その読み方は「イー・イレブン・オーツー」となっていたが、アルファベットが入る場合には、EとCなどの発音が似ている場合の聞き取り間違いをなくすために、コールサイン的な呼び方をする。
つまり、「エコー・イレブン・オーツー」とするのが適切だ。
さて、第3話でどういう展開をするのか、見てみよう。















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