TVアニメ『キャロル&チューズデイ』は音楽ものアニメの良作


2019年春アニメの中で、私がイチオシの作品が『キャロル&チューズデイ』なのだが、コンサートまでやってしまうようだ。

『キャロル&チューズデイ』PVより

『キャロル&チューズデイ』PVより

音楽が重要な要素となっているアニメは、毎シーズン、なにがしか作られている。
そのルーツは「超時空要塞マクロス」あたりだが、音楽とアニメは親和性がよいともいえる。

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 あまりにも豪華すぎるミュージシャンたちの参加により、“前代未聞のTVアニメ作品の誕生”と話題沸騰の『キャロル&チューズデイ』は、NETFLIXにて全世界独占配信されるボンズ20周年×フライングドッグ10周年記念作品として総監督・渡辺信一郎、キャラクター原案・窪之内英策を迎えアニメ史を塗り替える、全世界に向けた音楽作品。

初代マクロスや『マクロスフロンティア』の楽曲は、音楽そのものもヒットした。BGMとしての音楽ではなく、主題歌や挿入歌の楽曲のクオリティが高かったからだ。

バンドものとして『けいおん』も、使われている楽曲がよかった。キャラの持つ左利き用ベースが売れるという異例の現象まで起きた。

クラシック音楽ものとしては『のだめカンタービレ』や『四月は君の嘘』は、作中で使われたクラシック曲が売れたりした。『響け! ユーフォニアム』は吹奏楽だが、クラシックに含めてもいいだろう。

音楽ものアニメといっても、手法として2つに分かれる。

1つは、マクロスのように歌うことに特化して、歌とバトルを組み合わせる作品。『戦姫絶唱シンフォギア』もそのひとつ。……名付けて「歌バトルもの

もう1つは、音楽そのもの、楽器を演奏するシーンを描写する作品。……名付けて「ミュージシャンもの

ミュージシャンものアニメは、その演奏シーンがいかにリアルかが問われる。そこを止め絵で誤魔化してしまうと失格だ。
その失格例が『ピアノの森』だね。ストーリーはいいのに、演奏シーンはほとんど止め絵か指先が出ないシーンだった。あれでは台無し。

キャロル&チューズデイ』は、2人組のバンドでもあるが、楽曲はいいし、歌もいいし、演奏シーンもしっかり作ってある。

そして、ライバルとして登場する他のキャラの音楽が、これまた個性的でいい!
てきとうに流すのではなく、ちゃんとそれっぽく作ってある凝りよう。
音楽ものアニメとしては、かなりの良作だ。
もしかしたら、傑作として評価される作品になるかも。

ただし、ツッコミどころもある。
舞台がテラフォーミングされた火星の設定なのだが、いまのところ火星である必然性がほとんどない。重力が地球の3分の1だという描写はないし、どういう形でテラフォーミングしているのかの描写もない。

火星にする必要はあったのか?
というのが、率直な感想。

火星に当たり前に人々が暮らしているのだから、宇宙旅行も当たり前にできる未来なのだと思う。だが、そういう描写が出てくる様子はない。今後、火星を飛び出すような展開になるのかもしれないが、期待してもいいのだろうか?

キャロル&チューズデイ VOCAL COLLECTION Vol.1 」は、予約注文してしまった(^_^)。

『キャロル&チューズデイ』を未見の方には、ぜひオススメしたい。
Netflixで見ることもできる。

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