毎週楽しみに見ていた『スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド』のシーズン3が終わった。
当分の間、スタートレックの新作は見られないので、少々寂しい。
ネット配信が主体となってからのスタートレックシリーズは、1シーズンが10話前後で構成されている。以前のシリーズのTNGからヴォイジャーあたりまでは、1シーズンが半年だったので24〜26話構成だった。それを思うと10話は短い。
ただし、1話あたりの時間は46〜62分とやや長めではある。昔のシリーズはTV放映を前提としていたので、時間枠に制限があった。
ストレンジ・ニュー・ワールド(以下SNW)は、オリジナルシリーズであるカークが艦長になる以前の時代の設定だ。前にも書いたが、時代設定は古いものの、メカ設定などの表現は新しいので古さはあまり感じない。LEDや液晶、タッチパネルなどない、アナログのスイッチ類では、さすがに古すぎる。
基本的には1話完結のストーリーになっているが、シリーズ全体としてはつながりのある展開だ。
シーズン3では、対立する種族として爬虫類型異星人のゴーンとの戦いが主軸になっていた。人類より進んだテクノロジーを持っているゴーンに対して、人類は苦戦を強いられる。
圧倒的な武力を持っているにもかかわらず、ゴーンには種族的弱点があり、それを逆手にとって人類は危機を脱する。
見た目が恐ろしいゴーンなのだが、ゴーンよりもさらに強大な悪が出現する。それに対しても、いちおう封じ込めに成功するものの、のちの伏線になっている感じもする。
さらには、通算29話では、メトロンと呼ばれる謎の存在が出現する。古い種族のようで、超知性種族らしい。まるで神のようにふるまうメトロンは、シーズン4で重要な存在になりそう。
さて、SNWの今後だが、シーズン4(全10話)とシーズン5(全6話)の制作が発表されていて、シーズン4は撮影に入っているそうだ。日本で見られるのは、2026年かな。
また、若き士官候補生たちを描く 『スター・トレック:スター・フリート・アカデミー』は、2026年初頭に配信される予定。
ともあれ、しばらくはスタートレックの新作はお預け。
来年を待つとしよう。
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