木星サイズのダイヤモンドの星

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 他のニュース記事でも見ていたのだが、記事の書き方が面白いので、こっちを引用(^_^)

木星ほどもあるダイヤモンドの星、発見 : ギズモード・ジャパン

なんと木星ぐらいデカいダイヤモンドの星が見つかってしまいましたよ!

この惑星は超高密度な、炭素でできた星。こんだけ高密度だと重力もかなりのものになるため、炭素も結晶…つまりダイヤモンドなんじゃないかと専門家は見ているのです。

 ギズモード・ジャパンは、けっこう怪しげなニュースをピックアップするが、意外とソースはまとも(^_^)。
 ダイヤモンドは、つまるところ「炭素」なので、じつにありふれている。要は炭素が結晶になっているかどうか。だから、ダイヤモンドは人工で作ることができる。
 高圧をかければ、炭素が整列するので、結晶構造のダイヤモンドになる。そういう意味では、わが太陽系の木星の核付近にもダイヤモンド化した炭素があるかもしれない。

ダイヤモンドの星

「この惑星には、表面のすぐ下に、グラファイトとダイヤモンドを含む薄い層があります。さらにその下には、惑星の半径の約3分の1にも及ぶ非常に密度の濃い層があり、ほとんどダイヤモンドのみで構成されています。地球上でも見られるダイヤモンドにだいたい近いものですが、純度は非常に高いと思われます」

 宝石の王様であるダイヤモンドに対して、貴金属の王様の「金」はどうか?
 「金(ゴールド)」は、現在の技術では人工的に作れない。理論的には可能だが、可能にする技術がない。錬金術は古代よりあるが、成功したものはない。その錬金術のさまざまな手法が、副産物として科学の基礎にもなった。
 元素の周期表を思い出して欲しい。中学生で習ったあれだ。「すいへいりーべぼくのふね……」

 Wikipedia→ 周期表

 この周期表の中で、「金」はAu(元素番号79)だ。右隣は「水銀」、左隣がプラチナ。
 プラチナも貴金属だが、水銀は産業上重要な金属(常温では液体)ではあるものの、貴金属ではない。理論的には、水銀から原子を1個取ってしまえば「金」になる。それだけの違い。水銀は金を溶かすことから、金鉱石から金を抽出するときに利用される(アマルガム法)。
 水銀も金も重い元素だ。太陽系の成り立ちを見ると、地球のような固形の惑星は内側にあり、木星のような気体が大半の惑星は外側にある。つまり、重い元素は太陽に近い方に集まっている。地球よりも内側の金星と水星は、地球と同等かそれ以上に重い元素を含んでいると思われる。
 水星には水銀の池がある……という設定を描いたSF小説が、ジョン・ヴァーリーの「残像 (ハヤカワ文庫 SF ウ 9-4)」だった。水銀があるとすると、金もあるだろう。地表に露出していれば、自然のアマルガム法で金が精製されていることも考えられる。水星では夜はマイナス170℃だが、昼間は350℃になり、水銀は蒸発する。

 さて、自然界で「金」はどうやってできたのか?
 前にも書いたと思うが、「金」は超新星爆発でできたのだ。つまり、太陽系が誕生する前に、金の元素は宇宙の塵の中を漂っていたということだ。
※最近の研究で、GOLDは中性子星の合体で作られるといわれるようになった。
 太陽の中では核融合が起こっていて、その炎の光が地球に恩恵を与えている。その太陽の核融合では「鉄」までしかできない。鉄より重い元素ができるには、より大きなエネルギーを必要とする。
 それが超新星爆発である。
 そこから想像できることは、超新星爆発が頻繁起こっている領域……、たとえば銀河の中心付近では、「金」も多く生成されている考えられる。その金を多く含む塵で形成された惑星は、まさに黄金の惑星になっているかもしれない。
 そのうち、「黄金の惑星」が見つかるかも……(^_^)

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