太陽系外惑星の発見は珍しくなくなったが、太陽から近い恒星系での惑星発見は珍しい。
6光年先のバーナード星に、スーパーアースクラスの惑星が発見されたという。
6光年とは、文字通り光の速さで6年かかる距離だが、近いといいつつも人類にとっては行くことのできない遠い距離でもある。ワープスピードが出せるStar Trekの宇宙船があれば、数日〜数週間の距離ではあるのだが。
Star Trekの通常巡航速度のワープ5(光速の214倍の速度)の場合。
6光年先のバーナード星まで、約10日かかる。
6光年先に「スーパーアース」発見、太陽に最も近い単一星を公転 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News
太陽に最も近い単一の恒星を公転している「スーパーアース(Super Earth、巨大地球型惑星)」を発見したとする研究論文が14日、発表された。地球近傍の系外惑星の研究に光を当てる革新的な発見だという。
惑星は、太陽系からわずか6光年の距離にある赤色矮星(わいせい)のバーナード星(Barnard’s Star)を公転しており、現在のところ「バーナードスターb」と呼ばれている。地球から2番目に近い太陽系外惑星で、主星の周りを233日で1周するという。
発見した研究チームは、惑星を「凍結した、薄暗い天体」と表現し、地球の3.2倍以上の質量を持つと説明。銀河系のスケールで考えると、実質的には太陽系の裏庭にあるような近さにあるとしている。
(中略)
リバス氏は、「惑星の性質に関しては、あいまいな領域を出てはいない。この程度の質量を持つ惑星が岩石質であることは、これまでに複数例確認されている。これは惑星が地球に似た固体表面を持ち、その上部に何らかの大気や凍結層がある可能性があることを意味する」と説明しながら、その一方で「われわれがミニ海王星と呼ぶ、太陽系のガス状巨大惑星の小型版のような惑星」である可能性もあると続けた。
元記事は、以下に。
→ Super-Earth Orbiting Barnard’s Star
宇宙スケールでは「お隣さん」の星だが、主星が暗いこともあって、直接観測は難しそう。
想像図は想像でしかなく、 実際にはまったく違うものなのだろう。
いちおう、科学的に考えられる想像ではあるのだが、こういう風景はBryceとかで簡単に作れてしまう(^_^)。
異星っぽいけど、地球との共通点もある風景。
火星の風景でも、どこかの砂漠のようにも見えるしね。
ただ、スーパーアースだとすると、重力が地球の数倍とかになれば、造山運動にも制約がかかりそうだけどね。
高い山は形成されず、大気も濃いだろうから浸食が激しく、とんがった山脈はできないかもしれない。
温度は低そうだから、惑星全体が氷床で覆われているかもしれない。
遠い未来。
人類はワープ航法を手に入れ、こうした惑星を訪れることがあるだろうか?
行ってみたいよね。
Star Trekが実現した時代に生まれたかった(^_^)。