着用努力義務化の自転車用ヘルメットだが…

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 最近は自転車に乗る機会がほとんどない。
 自転車のヘルメット着用が努力義務になるそうだが、安全のためにはヘルメットはあった方がいい。
 しかし、「努力義務」という曖昧な指針には、ちょっと首を傾げる。

着用努力義務化の自転車用ヘルメット、購入補助金が出る場合があるって知ってた? 適用条件や注意点をチェック – Fav-Log by ITmedia

4月1日から、自転車利用者の全年齢でヘルメット着用努力義務化が実施されます。それに伴い、自転車用ヘルメットの需要が大きく高まっています。しかし、特に安全性の高いヘルメットはそれなりの金額になるものが多いため、購入を先送りにしてしまうケースもあるのではないでしょうか。

(中略)

努力義務とは?
 4月1日から着用努力義務化されることで関心が高まっている自転車ヘルメットですが、そもそも“努力義務”に罰則はあるのでしょうか。

 努力義務とは、法律の条文で「~するよう努めなければならない」「~努めるものとする」などと規定されている内容を指します。法的拘束力はなく、違反しても刑事罰や過料などの制裁を受けることはありません。ただしまったくリスクがないわけではなく、例えば努力義務違反により第三者が被害を受けた場合などは、行政からの指導や損害賠償請求などを受ける可能性があります。

 また、ヘルメット着用と非着用では致死率に2倍以上の差がある(出典:警察庁)ことから、安全のためにヘルメット着用が重要であることを実感できます。

 「努力義務」という熟語は字義として矛盾を含んでるんだよね。

努力

力をこめて事をすること。あることを成し遂げるために、休んだり怠けたりすることなく、つとめ励むこと。また、それに用いる力。
(精選版 日本国語大辞典)

義務

  1. 人がそれぞれの立場に応じて当然しなければならない務め。「義務を果たす」⇔権利。
  2. 倫理学で、人が道徳上、普遍的・必然的になすべきこと。
  3. 法律によって人に課せられる拘束。法的義務はつねに権利に対応して存在する。

(デジタル大辞泉)

 義務には「当然」「必然」といった強制力をともなうが、努力は任意の行動だ。本来は相容れない言葉だといえる。
 努力義務には強制力はなく、取り締まりの対象でもないので、義務の意味がない。
 熟語の構成として間違ってる気がする。
 意味合いからいえば、「努力目標」あるいは「努力指針」が妥当ではないだろうか。

 最近使ってはいないのだが、自転車は持っている。往年の名車(?)ともいわれる、ブリジストンのロードマンの27インチだ。
 紹介記事が以下にあった。

ブリヂストンサイクル名車紹介:少年たちが憧れたドロップハンドル車「ロードマン」 – BRI-CHAN

ブリヂストンサイクルの歴史を作ってきた名車にスポットライトを当てる「名車紹介」シリーズ、第2回は、かつて少年たちの憧れだった「ロードマン」です。

中高生などの若い世代をターゲットに、大人用のスポーツ自転車が持つ格好良さを受け継いだロードマンは、毎日の通学やサイクリングで活躍する入門スポーツ車でした。

その初代モデルは、1974年の登場です。

ロードマン

 これこれ、左上のイエローが私の持ってるやつ。
 ずっと放置状態なので、錆まくりだけど(^_^)b
 平均的な身長の人だと、27インチは足が地面につかなかったりするが、私は身長が高いのでちょうどよかった。

 自転車用のヘルメットは、スタイリッシュになった。学生や子どもがつけているのはよく見かけるが、ママチャリやオッサンがつけているのは珍しい。オートバイでもノーヘルの時代があったので、強制の義務にしないとなかなか普及しないではと思う。

 フリーランスの仕事をしていた頃は、某ゲーム雑誌の出版社との打ち合わせで、練馬から三軒茶屋まで自転車で行ったりした。いい運動にはなっていたね。

 再びロードマンに乗るには、錆落としとかのレストアをしないとだめかな。それには金がかかるわけで、そこが問題。自分でやるには道具がないし、マンション住まいなので作業場所もなく、なかなかに難しい。

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