アート系で話題になっている、AIが作るアート。
その完成度が高くなっていることが、注目されている。
ちょっとしたものなら、AIでいいんじゃねぇ?……というレベルだ。
AIが描いた絵は誰のもの?画像生成AIの著作権とビジネス活用法を考える | ビジネスを変革するテクノロジー | ダイヤモンド・オンライン
すでにSNSなどで目にしたり、実際に使ってみたりという人もいるかもしれない。少し前から「ミッドジャーニーAI」(Midjourney AI)という、テキストから画像を生成するAIが大きな話題となっている。それまでのAIによる描画とは一線を画し、誰にでも利用できるこのサービスは、ストックイメージ代わりに利用したいという企業や、創作活動に応用したいという個人が出てきても不思議ではないほどクオリティーが高い。しかし、そうなると避けて通れないのがイメージのオーナーシップや著作権の問題だ。AIが描いた絵は誰のものなのか?今回は、AIが生成したイメージの権利関係や使い方について考える。
(中略)
ここまでのクオリティーを持つイメージをミッドジャーニーAIで簡単に生成できるのであれば、仕事などに実用目的で利用したいと考えるのは自然な流れといえる。その場合、著作権などの権利関係はどのようになるのだろうか?
著作権とは「作品を創作した者が有する権利」であり、また「作品がどう使われるか決めることができる権利」でもあって、「人権(財産権)の一種」とされる。ということは、暗黙の了解事項として、創作者が人間であることが前提となっている。このため、少なくとも現時点ではAIによる生成物は、著作権のカバー範囲から除外されることになる。
(中略)
以上のようなことを勘案してのことなのか、実はミッドジャーニーは、かなり大らかなポリシー(https://midjourney.gitbook.io/docs/terms-of-service)を設けて、ミッドジャーニーAIの生成イメージの利用を認めている。
具体的には、生成されたイメージの所有者はユーザーであるとしつつ、ミッドジャーニーに対してそれらを一般向けに公開したりリミックスを許す権利を与えたりすることとなっている。実際、ミッドジャーニーAIはオープンなコミュニティーサービスを標榜しており、無料で利用しているユーザーの生成イメージは、クリエイティブコモンズの非営利 4.0 国際 (CC BY-NC 4.0)ライセンスに基づいて公開することが義務付けられている。有料プランでは生成イメージを公開しない設定も可能だが、標準設定では公開が前提なのだ。
特に注目されているのは「Midjourney」だ。
無料で使える回数は限られているが、有料プランを選ぶと制限は緩和される。
試しに使って見た。入力したテキストは以下。
「A girl fighting in a cyberpunk future」(サイバーパンクな未来で戦う少女)
で、生成されたのが以下の4パターン。
いやはや、恐れ入った(^_^)b
これ、そのまんま何かのイメージに使えるよ。
ちなみに、デフォルトでは正方形で解像度が低いため、大きくするには画像サイズやアスペクト比は指定する必要がある。そのためのパラメーターをテキストに追加する。
こういうのを生成されたら、アーティストはいらんよ(v_v)
しかも数十秒でできてしまう。気に入ったものが出てくるまでいろいろと試していれば、納得のいくものが出てくるだろう。自分で描くより早い。
もうひとつ「DreamStudio」というのがある。
使い方は、やはりテキストを入力して、それに基づいて画像を生成する。いろいろ試してみたが、こちらの方は出来上がる画像にいまいちアートっぽさが乏しい気がする。
じつは無料使用できる限界を超えてしまったので、同じ文言での比較ができなくなってしまった。なので、テストで作った別テキストの画像を貼っておく。
キャプションのテキストを画像化したもの。
悪くはないんだけど、あっと驚くようなイメージは、なかなか出てこなかった。使い方の問題かもしれない。
無料版は「Lite」バージョンのためか、解像度はMAXで1024ピクセルになっている。パラメーターの設定はあるが、有料版にしたら解像度をどこまで上げられるのかは未確認。
「Midjourney」は生成したアートの著作権は「Midjourney」にあるとし、SNS利用は許容するが、商用利用は認めていないようだ。
一方、「DreamStudio」のAIアートは、商用利用も可能となっている。
AIエンジンの違いで、得意不得意があるようだが、けっこう使えるものになってきた。
すごい時代になったものだ。