マスク生活は未来に陰を落とすかも

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マスク生活は未来に陰を落とすかも

マスク、マスクといわれる昨今。
多くの人は、嫌々ながらもマスクをしないといけないという強迫観念にとらわれている気がする。
マスクを義務化したり、さらにはマスクをしないと罰金を科す州や国まで出てきた。
異常なほどのマスク依存。
その目的は、感染予防。

医師らの専門家たちも、マスクの効果を強調する。
マスクが社会の分断を招く?」で取り上げた、ハムスターの実験が根拠になっているようなのだが、これはあくまで理想的な環境での動物実験にすぎない。
人間を対象として、日常的な環境の中で実験したわけではないのだ。

7割減の効果があるのなら、感染が大規模になっているアメリカで、マスク義務化をしているのに、なぜ7割減にならずに感染者が増え続けているのか?
この現状が示唆するのは、一般的なマスク着用では、感染予防効果は期待できない……ということだ。ハムスターの実験のようにはなっていないのだ。別の見かたをすれば、新型コロナウイルスはハムスターより人間の方が感染しやすいともいえる。
なぜ、そんな単純なことに気がつかないのだろうか?

日本でも同様で、現在は99%の人がマスク着用をしているが、第一波の頃よりも感染者数は増えている。検査数が増えた影響もあるが、減少率はゆるやかで横ばいともいえる状態。
とはいえ、日本は数百人レベルの新規感染者数であり、大部分の人は感染者として検出されていない。
0.018%のリスクに怯える日本人

一方、日本ではすでに集団免疫ができているとの報告もある。

新型コロナ感染で、日本はすでに「集団免疫状態」にあるという説の根拠 | DOL特別レポート | ダイヤモンド・オンライン

新型コロナウイルス感染症で日本はすでに、免疫保有者が国民の一定割合に達して収束に向かう「集団免疫」状態になっていると複数の研究者が発表している。

(中略)

そこで奥村教授と、やはり集団免疫を研究している上久保靖彦・京都大学特定教授は新型コロナによる死者数の動きに着目した。

1日当たりの死者数は、感染の拡大とともに増加するが、集団免疫状態になると急減し、その後、低いレベルが続く。

日本の場合、1日当たりの死者は4~5月に急増し、4月22日には91人に達したが、6月になると減少し、6月中旬~7月中旬には1~2人となり、報告なしの日もあった。

従って日本では7月中旬ごろには「集団免疫」状態になっていた可能性が大きいという。

(中略)

宮川医師は「(100万人当たりの死者数がスウェーデンより2桁も少ない)日本の人たちが、スウェーデンよりはるかに不安に思っているのはなぜかなと思ってしまう」「スウェーデンには徹底した情報の透明性やトップのブレないリーダーシップがあり、それらが政府への信頼につながっている」などと話している。

日本人が過剰に怖がるのは、ゼロリスク信仰があるからだと思われる。
リスクはゼロでなくてはならないという思い込みだ。
これは原発問題でもあったことで、「原発は絶対安全で、事故は起こらない」とゼロリスク神話を作り上げて、原発を推進した。
災害時の「想定外」という言葉も、想定外のリスクはゼロだと思い込んでいるからだ。

だから、新型コロナでも感染者が1人でも出るとダメなのだ。感染者がゼロになるまで、日本人は安心できない。ある意味、これは偏執狂パラノイアである。
ただし、このパラノイアはマスコミがあおっているからでもある。
特にテレビはパニック増幅装置となっていて、パニックが大きくなればなるほどテレビの視聴率は上がり、テレビ局としては稼ぎ時になる。芸能人のスキャンダルと、基本的には同じことなんだ。

マスクが社会の分断を招く?」では、マスクによる健康被害についても触れたが、成長期の子供たちには影響が出始めているようだ。

マスク生活で子どもたちに異変 「笑顔が減った」「反応が薄い」発育の懸念 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

笑顔が減った、反応が薄い……。続くコロナ禍で、保育現場で子どもたちに異変が起こっている。感染予防対策で大人たちが着けているマスクで、表情がわからないことが背景にある。

(中略)

0~1歳半にかけては、言語の発達をはじめ、コミュニケーション能力や共感性を発達させる重要な時期とされる。

(中略)

「5歳までに、特定の養育者との間にうまく信頼関係を築けないままだと、『愛着障害』になることがあります。自分の感情の調節が難しくなり、表情を読み取る能力が低くなって、喜びや恐怖といった感情への反応も薄くなる。心のよりどころとなる存在がないため、ストレスに耐える力が身につかない可能性があります」

これは行く行くが心配される事態だ。
マスク社会がいつまで続くかにもよるが、定着してしまうと未来に陰を落とす。

子供だけでなく、大人たちも少なからず影響は出てくる。
マスクをしないと落ち着かないマスク依存症になっている人が、すでに多くいるように思う。
マスク依存症は心の病である。

これについての関連記事として、

欧米人が驚くほど日本人が「マスク依存症」になった根本原因 不安が増すとマスクに飛びつく心理 (5ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

東日本大震災の後、2011年5月16日付米国ロサンゼルスタイムズ紙には、「日本の薄くて白いセーフティーブランケット」(原題:Japan’s thin, white security blanket)という題名の記事が掲載されました。日本のマスクを考えるうえで、わたしはこの「日本のセーフティーブランケット」とはとても当を得た表現だと考えています。

「セーフティーブランケット」とは直訳すると「安全毛布」。大きな意味では、子供が寝る時にお気に入りの毛布がないとダメとか、そのような、精神の安定に不可欠なモノを指します。つまり、具体的な防御策・解決策ない危機的状況において、その不安を解消し、精神的安定を取り戻すためのセーフティーブランケットが日本におけるマスクというわけです。

日常的に接する人たちが、みんなマスクをしていると顔を覚えられない。
学校であれば、先生やクラスメートの名前を覚えていても、顔はわからないということにもなりそうだ。
人の顔を見ない、人に顔を見せない社会。
こんな社会が当たり前になったら、10年後、20年後はとんでもない社会になっているかもしれない。

マスク社会は、病んだ未来を招きそうだ。
愛着障害、発達障害、コミュニケーション障害、鬱病、不安症、対人恐怖症……等々、マスクは人々をゆるやかに蝕んでいくような気がする。

マスク社会は早く終わらせる必要がある。
来年の今ごろは、どうなっているだろうか?

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