マスクをする人を、「マスカー(Mask-er)」と呼ぼう。
新型コロナに対する恐怖心や警戒感から、99%の人がマスクをしている現状。
政府が推奨する「新しい生活様式」とやらで、啓蒙というか洗脳している背景もある。
マスクをすることで、非感染者への感染予防効果がないことは、科学的エビデンスとして明確になっているのに、この「新しい生活様式」では、あたかも予防効果があるかのように書かれている。
それが勘違いの原因にもなっている。
「感染したくないからマスクをする」のではなく、「自分が感染しているから、他者に感染させないようにマスクをする」というのが、マスクをする意味。
ただ、他者から見ると、誰が感染しているのかわからないから、周囲の人々をすべて疑わなくてはならない。感染者を判別できないから、すべてが感染者であるという前提で、マスクをすることが求められている。
つまり、すべての人が容疑者扱いなのだ。
そんな扱いで、いいのか?
マスカーは、疑心暗鬼の表象でもある。
私には、その光景は異常に見える。
関連記事→ コロナパスポートを作ろう
小林よしのり氏が、マスク絶対的正義に異論を唱えていた。
アメリカ人はマスクの義務化に反対する者が多い。
「神様に与えられた呼吸を奪うのか」という主張には感動する。
日本人のように「集団主義」に埋没しない個人主義は、マスクを神への冒涜と見做す。
正しい!圧倒的に正しい!「八つ墓村」の住民である日本人は、マスクが絶対的正義と思い込んで、「マスク警察」まで出現する。
こんな奴らはアメリカに行けば、袋叩きだろう。
ここは日本だと言っても意味はない。
流行ってもいない珍コロに怯えて、マスクをしない者を叩く臆病者の正義など、日本男児の精神ではない!
「八つ墓村」の住民の正義など、叩き潰していかねばならない!
ほぼ同意。
ただ、神様や日本男児かどうかは関係ないけどね(^_^)b。
「ノーマスク、ノーディスタンシング」でも書いたが、現在の罹患率がわずか0.000659%、約15万人に1人の割合でしかないことを考えれば、新型コロナは大流行しているとはいえない。
例年のインフルエンザは、流行期になると1週間で5000〜7000人の感染者が報告される。ピーク時には、30万〜80万人/週もの感染者が出る。インフルエンザの感染者追跡は、9月〜翌年の4月までとなっているが、そのシーズン中に1000万人が感染確認されるという。
大流行とは、こういう規模を指す。
今日は、「都内で新たに67人が感染 宣言解除後最多」と大騒ぎしているが、東京都民1300万人中のたったの67人である。しかも、これはPCR検査の対象が緩和されて、検査効率が上がった成果でもある。数ヶ月前までは、検査を受けられる人が限定され、そのため発見率が低かった。条件が違っているのを、数字だけ比較しても意味がない。
人々は15万に1人の感染者に怯えて、この暑い中でもほとんどの人がマスクをつけている。
これほど愚かなことがあるだろうか?
どんなにマスクをしていても、リスクはゼロにはできないというのに。
みんながみんなマスカーになっている姿は、社会の愚かさの象徴のように思える。
アメリカやブラジルのように、桁違いの感染者数と死者数を出している状況なら、マスク強制はわからないでもない。予防効果はないにしても、感染者数が多い分、感染者からの飛沫防止の効果は期待できる。ただ、映像で見る限り、マスクの着用方法がいいかげんなので、意味のないマスクになっているようにも思う。
そのアメリカで、マスク強制反対運動が起こる。
自由を奪われることの方が、感染に対する恐怖より重要なのだろう。
一方、日本では政府が強制しなくても、国民は自発的に自由を捨てて要請に従う。なんとも御しやすい国民性だ。
最近はそうでもないが、かつてはタバコのポイ捨てが社会問題になった。受動喫煙ともあいまってスモーカーは非難の的となり、嫌煙運動が広がって、タバコを吸える場所が激減した。
いま、マスカーがマスクをポイ捨てすることが、問題になりつつある。新型コロナのためなら、環境問題なんてクソ食らえということか。
雨に濡れる路上のマスク ポイ捨て急増、潜む感染リスク [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
新型コロナウイルスの感染拡大で深刻なマスク不足が続く中、使用済みとみられるマスクが落ちているのを目にする機会が増えた。東京都内の環境ベンチャーにも、各地でごみ拾いに取り組む人たちから「マスクの割合が急増した」と報告が寄せられている。専門家は、ポイ捨てマスクに潜む感染リスクを訴える。
この記事にある、ポイ捨てマスクによる感染リスクというのは、国内の感染者数の規模から考えて、きわめて低いと思われる。
前述したように、感染者は15万人1人くらいの確率なので、その1人がマスクをポイ捨てして、それを拾ってしまう確率は、かなり低い。なおかつ、拾ったマスクに残存しているウイルスが感染能力を保持している可能性は、さらに低い。そこはちゃんと推論した方がいい。
不織布マスクに使われる不織布の原材料は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンなどの、いわゆる石油から精製されるプラスチック類だ。プラゴミ削減として、レジ袋の有料化などが行われている(その有効性は疑わしい)が、現在のマスク消費量からいえば、とんでもない量のプラゴミが排出されていることになる。
新型コロナ対策としてのマスクは、環境破壊を加速させているともいえる。
それでいいのか?
使用済マスクは可燃ゴミ扱いだが、地域によっては、ゴミの清掃員への感染を防ぐため、ビニール袋に入れて封をするように指示するところもあるようだ。
可燃ゴミということは焼却処分だから、プラゴミでもあるマスクは、二酸化炭素排出源ともなる。
2019年のマスク生産量(国産、輸入の合計)は、約64億枚だという。
2020年はさらに増加しているだろうから、100億枚を超すのかもしれない。
小さなマスクだが、これだけ膨大な数になると、環境負荷も大きくなる。使い捨てマスクは、たった1回の使用で捨てられるものだからね。
予防効果がほとんどないマスクのために、環境汚染は進行するという皮肉。
ウイルスは目に見えないから、余計に恐怖心が増す。
同様に、プラスチック汚染も目に見えないところで進行する。
スモーカーが駆逐の対象になったように、マスカーも駆逐しよう。
みんな、いやいやマスクをしてるんじゃないのか?
だったら、マスクをはずそう。
マスクに予防効果はないんだ。
ちなみに、私はマスクを着用していない。
マスクをつけていないと、因縁をつける輩(マスク警察)がいるそうだが、私はまだそういう場面に遭遇したことがない。
ケンカを売ってくるなら、買う覚悟だ(^_^)
でもまぁ、自分より体格の大きな相手にケンカを売る人は、よっぽど腕っ節に自信がある人だろうけど。私は身長182センチなので、私より大きい人は数%しかいない。
ノーマスク運動は起こらないだろうか?
マスコミは、恐怖感をあおるのではなく、日本国内では感染リスクは小さいこと、健康な人はマスクはしなても大丈夫と、認識を改めさせてほしいものだ。
私のような野良ブロガーが何を書いても、なんの影響力もない。
マスク絶対的正義を駆逐するには、影響力のある人たちの発言が必要だ。
小林よしのり氏もそのひとりだが、もっと多くの著名人が賛同して欲しい。