コロナパスポートを作ろう

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新型コロナで、ピリピリと神経質になっている社会。
コロナに感染した人へのインタビューでは、感染したことで罪悪感を感じていたり、感染したことで差別待遇を受けたりしている実態がレポートされた。

意図せず感染して、差別されるなんて……。
思い出したのは、ハンセン病の差別。それと同じことが、新型コロナで起こっている。社会は過去の苦い教訓から、なにも学んでいないのか?

そう感じたのは私だけではなかった。

「感染者は撲滅すべき敵」 ハンセン病の強制隔離に通じるコロナ対策:東京新聞 TOKYO Web

新型コロナウイルスに感染した人やその家族、医療従事者らへの差別や誹謗中傷を見て、「ハンセン病患者を官民が一体となって強制隔離した歴史の再現だ」と指摘する専門家がいる。「菌やウイルス=感染者という図式の下、患者自身も感染症と同様に『撲滅すべき敵』と見なされ、人権が無視される。同じ過ちを繰り返してはならない」と警鐘を鳴らす。(石原真樹)

特定の職業や業種を標的にするのも、同様に差別。
新型コロナの恐怖感をあおればあおるほど、社会は歪んでいく。これにはマスコミ、特にテレビの責任が大きいと思う。

実際の感染者数は、きわめて少ないのに、パニックになってしまっているのが現状。
前エントリでも書いたが、新規感染者が55人出たくらいで、大騒ぎするな。まるで明日には都内全域が感染者で埋め尽くされるかのような扱いだ。
今日は48人と騒いでいるが、「48人しかいない」のだ。

新型コロナに感染しているかどうか、周りの人間をすべて疑わなくてはいけない。そのために、みんながみんなマスクをする事態になっている。

つまりは、「感染していない証明書」があればいいのではないか?
名付けて、「コロナパスポート
そのために必要なのは、感染しているかどうかの検査を、誰でも、安価に受けられるようにすること。

それが可能になる新技術の記事。

唾液採取から25分で判定 コロナ検査キット実用化へ―塩野義など:時事ドットコム

塩野義製薬は22日、日本大学などと提携し、新たな革新的核酸増幅法(SATIC法)による新型コロナウイルスの量産用検査キットの実用化を目指すと発表した。唾液を採取して加熱後25分程度で陽性かどうかを判定する仕組み。高度な検出機器などは不要で、医療従事者への感染リスクも少ない。新型コロナ「第2波」に備えて検査を幅広く増やせる可能性がある。

現行のPCR検査は通常4~6時間かかる上、検体採取時の医療従事者の感染リスクなどの課題が指摘される。SATIC法による迅速な検査は、日大、群馬大、東京医科大の共同研究チームが開発に成功。塩野義は国の薬事承認を早期に得て、量産体制を確立し、医療機関など向けに供給を始めたい考えだ。

今回のSATIC法ではウイルス遺伝子の増幅工程を一新することで、時間や手間を大幅に削減した。容器に入れ95度で2分程度加熱した唾液に試薬を加え、変色するかどうかを目視で確認する。PCR同様の高い精度を持つという。

いいじゃないか。
これを早く実用化して、国民全員が受けられるようにすればいい。
そして、陰性だった人にはコロナパスポートを発行する。
周りの人に周知できるように、バッジ式がいいかもしれない。妊婦がつけるマタニティマーク、内部障害や難病の方などつけるヘルプマーク、などに類するもの。

たとえば、こんなの。

コロナパスポート

コロナパスポートのマーク

ただし、コロナパスポートには有効期限をつける。
検査日から3週間まで有効とかね。古いものは無効。
コロナパスポートに有効期限を刻印するといい。
更新する場合には、再度検査を受ける。

このパスポートを持っていれば、感染していないことの証明になるし、感染していなければマスクをする必要はないし、ソーシャルディスタンシングも関係なく、行動の自由を得られる。

政府は、こういうことにお金をつかって欲しいもの。
アベノマスクより、マシだと思うよ。

しかし……
しかしである。
今度は、コロナパスポートを持っていないと差別されるという事態が起こりそうだ。
また、振り出しに戻ってしまう。

我々は、社会は、なぜ、こんなに愚かなのか?

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