東京都の新規感染者100人以上に騒ぐネット民

LINEで送る
Pocket

東京都の新規感染者100人以上に騒ぐネット民

毎日のルーチンになっている、新型コロナの感染者数発表。
まだ確定数ではないが、東京都は100人以上という情報が早出しされて、それを見たネット民が騒いでいる様子。

東京都の新たな感染者100人以上に 100人超えは5月2日以来2カ月ぶり | ABEMA TIMES

2日の東京都の新型コロナウイルスの新たな感染者が、100人以上になることがわかった。

という。1日の感染者の数が100人以上になるのは5月2日の154人以来、2カ月ぶり。都内での感染者数は6月の下旬以降、毎日50人を超えていた。
(ANNニュース)

ヤフコメから、ネット民の反応を拾うと……

感染した人の日々の行動とか教えて欲しい。
普段からマスクをつけてない人がかかるのか、それとも毎日マスク欠かさずで感染してるのか、事例をどんどん貯め込んでみんなに情報開示してほしい。
これを解析すればどういう対応すれば感染しづらいか見えてくると思うんだけど、なんで、毎日人数だけなんだか…。
この考え、皆さんで広めてもらえたらありがたいです。


発表時間も早いし、都知事選前でも抑え込みできないほど感染者がでてしまった。
昨日、都が医療機関に病床確保を緊急に申し出て、病院関係者が困惑するくらいだから、
待ったなしの状態なんだろう。
公にはでてなかったけど、先週くらいから危険な状態だったはず。
東京アラートは、今こそ出さないと。


まだ詳細が発表されていないから不明確な部分が多いけど、夜の街関連だけではない感染者が増大しているのだと思う。しかもこの時間帯で100人超ってことは夕方までにさらにふえるってことでしょ!?
第二波に突入してるとも考えられるし、ここまで来ると緊急事態宣言の再発動がいよいよ必要になってくるのでは?


100人以上とは!三桁到達、思ったより早くて非常に不安ですね。内訳はともかく、もう野放しではヤバイ状況だと思います。
まだ増える可能性が充分ありますから、早急に対策が必要だ。
行政は呑気な対応を止めて至急対策せよ。
東京都だけでも封じ込めをやらないと、全国へ拡散してしまう。


まだ昼の発表時点で100人以上、1日ではもっと増える可能性が高い
これはもう緊急事態宣言を再度出すしかなくなったな
1日50人程度で済んでいるうちにやるべきだった。今までの自粛を無駄にする行為だったな。何もかも後手後手すぎる

……とまぁ、だいたいこんな感じ。

はっきりいう。
みんな騒ぎすぎ。うろたえすぎ。

特徴として、マスク信者が多いのが気になる。
「マスクをしていれば感染しない」と信じている人が、なんと多いことか。
マスクをすることで予防効果にはならないと、専門家はいっているのに。飛沫の吸引よりも、手で触れる接触感染の方がリスクは高い。なのに、手袋はしない。

そのマスクも、布マスクやファッション性を優先したウレタンマスクは、フィルターとしての効果はなし。不織布マスクも、厳密にサージカルマスクとしての性能をクリアしていないと、効果はなし。役に立たないマスクをしている人は多い。

マスカーが街を闊歩する異常さ」でも書いたが、東京都民1300万人中の100人である。6月30日現在の感染者数は合計で453人、それに昨日と今日を足して620人程度。
対人口比率は、約0.0048%
約21000人に1人の割合で、感染者が出ていることになる。

検査に引っかかられないサイレント感染者もいると推測されるが、それがどの程度かは実効再生産数がどのくらいかによる。これまでの経緯から、実効再生産が2を超えていたのは4月1日前後だという。その後は、2を下回り、5月以降は1を下回っていたらしい。
東洋経済が新型コロナ「実効再生産数」を公開

実効再生産が1前後だと、サイレント感染者を含めた実際の感染者数は2倍にはならないと思われる。つまり、全体の感染者数は、それほど多くはないと思われる。

100人以上になるのは5月2日の154人以来、2カ月ぶり」というが、5月の頃はPCR検査ができる対象を絞っていたのと、検査数のキャパが小さかったために、感染者の発見数そのものが少なかった。

現在は検査数が増え、希望すれば検査できるようになったため、発見率が上がっている。唾液による検査や、検査できる医療機関も増えている。
感染者数の検出が増えているのは、PCR検査がやりやすくなったからだ。もっといえば、全自動PCR検査機を導入した方がいいけどね。

5月2日の検査実施数は647件、直近の6月30日の検査実施数は2213件(7月のデータはまだ未発表)。約3.4倍になっている。単純に5月レベルの検査数であれば、29人程度しか検出できなかったことになる。

100人以上という数字で騒ぐのではなく、その数字の評価と意味を考える必要がある。

検査数が2200件程度で、陽性者が100人とすれば、陽性率は約4.45%。
検査数が1万件になれば、陽性者は445人になる計算。
唾液採取から25分で判定 コロナ検査キット」が出来るようになれば、検査数は数万単位に増え、それにともなって感染が拡大していれば陽性者も増えるだろう。

問題にすべきは感染者の人数ではなく、検査件数に対する陽性率だ。

厚労省の行った抗体検査では、東京は0.1%という意外なほど少ない数字だった。
ところが、上記に書いたように、PCR検査での陽性率は4.45%という高い数字。感染疑いのある人を検査しているという選択的要素はあるものの、抗体検査は正しかったのか?……と疑いたくなる。

今一度、市中感染率を把握するために、ランダムな抽出による大規模なPCR検査をしてみてはどうだろう? PCR検査が無理なら、抗原検査でもいい。実態を把握する手がかりにはなる。

緊急事態宣言を再度出せなどという意見もあるが、あまりにもビビりすぎ。
この程度で緊急事態宣言を出していたら、毎年のインフルエンザでも出すはめになる。
テレビ等ではニュースにならないため、多くの人が知らんぷりしているが……

なんと1日50人以上「インフル死者」が日本で急増する不気味 怖いのは新型コロナだけじゃない (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

月別のデータを見ると、昨年1月にはインフルエンザで1685人の方が亡くなっている。1日平均で死者54人となる計算になる。

同じように感染が広がり犠牲者が出るウイルス感染症であるのに、既知の病だからといってこの「54人」の病状についてはほとんど報道されることがないのもバランスが取れていないのではなかろうか。昨年2019年もデータが公表されている9月までにインフルエンザ死亡者数は3000人を超えている。この人数は、医師が死因をインフルエンザと認めた人のみである。インフルエンザで入院した人でも、肺炎を併発したり、持病が悪化し心不全などその他の病気で亡くなったりした場合は含まれない。

……と、昨年(2019年1月)は新型コロナの比じゃない感染者数と死者数を出していた。
しかし、世間はこのことを無視し、問題にしなかった。

アメリカでも同じで……

死者1万人超、アメリカで「インフル猛威」のなぜ 2年前はなんと6万人以上が亡くなっていた

2月1日までの1週間だけで罹病者数は400万人増え、今シーズンの罹病者は合計で2200万人。死者は1万2000人――。これは、今世界を震撼させているコロナウイルス肺炎の話だと思われるだろうか。いや、そうではない。実は聞き慣れた病気、「インフルエンザ」のアメリカでの現状である。

(中略)

聞き慣れた病気だし予防接種もあるではないかと、インフルエンザは軽く見過ごされがちだ。だが、CDCでは、アメリカでは例年1万2000~5万6000人がインフルエンザで死亡するとしている。2017年〜2018年シーズンは悪夢のようなインフルエンザ流行に襲われ、何と6万1000人もの死者が出た。場合によっては、コロナウイルス肺炎よりも注意を要する病気と言える。

インフルエンザの流行と死者数は、毎年のことである。繰り返すが、毎年、だ。
アメリカの新型コロナによる死者数は、現在13万人に及んでいるが、短期的な死者数としては驚異的な数字になっている。2017年〜2018年シーズンの倍だから、悪夢以上の悪夢だ。

日本は幸運なことに、例年のインフルエンザにくらべて、感染規模も死者数も劇的に少なくて済んでいる。
そういう意味では、リスク評価としてはインフルエンザと同等でいいように思う。
感染者数の検出は増えているが、死者数はこの1週間で5人、2週間でみても37人(いずれも全国)にとどまっている。インフルの流行期より少ないんだ。ようするに、大部分は軽症者ないしは無症状の感染者だということ。

思い出して欲しい。
4月〜5月に逼迫した状況だったのは、重症者が多く、死亡する人も多かったからだ。
現在検出されている感染者は、軽症者が大半だから医療機関にも余裕がある。

過剰な感染対策は、“経済的な死”を招く。それは弱者を犠牲にするということでもある。
自粛要請で、閉店や倒産を余儀なくされた店舗・企業は300件あまり。今後も増えると予想されている。
新型コロナによる失業者が、3万人に達しているともいわれる。
国内の新型コロナでの累計死者数は975人、累計感染者数は1万8874人(2020年7月2日現在)
すでに、“経済的な死”はそれを上回っている。

これまでは、インフルエンザが流行しようが、何人死のうが、まったく気にすることなく日常と経済を回していた。それは、やや無関心すぎたとは思うが、新型コロナとて同じことだ。
リスクはゼロにはできない。
新型コロナは、もうしょうがないとして受けとめるしかない。インフルエンザがそうであるように。

夏がすぎれば、おそらくインフルエンザが流行し始める。一説には、ウイルス感染症は異なる2種類が同時には流行しないともいわれる。2月〜3月は新型コロナが流行したために、インフルエンザの流行が抑制されたらしい。

どうせなら、インフルエンザの方がマシという言い方もできる。
たとえ新型コロナが下火になったとしても、インフルエンザで年間、数千〜1万人は亡くなる。
そのことを忘れないように。

(Visited 77 times, 1 visits today)