COVID-19の終息はまだ見えないが、少しずつ見えてきたこともある。
もっとも気になる数字といえば、致死率だろう。
感染した場合、死に至るリスクがどれだけあるか?……の致死率。

3月31日時点での記事では、以下のようになっていた。

CNN.co.jp : 新型コロナ死亡率は推定0.66%、インフルの0.1%より高い傾向 

新型コロナウイルスに感染した患者の死亡率は、検出されないこともある症状の軽い患者も含めた場合、約0.66%と推定され、今月上旬に公表されていた推定より低いことが分かった。ただし、インフルエンザの死亡率0.1%に比べるとはるかに高い。

・ニューヨーク州で行われている抗体検査では……

新型コロナ:NY州、コロナ検査7500人 抗体確認14.9%に上昇 (写真=ロイター) :日本経済新聞

米ニューヨーク州のクオモ知事は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの抗体検査を7500人に増やした結果、14.9%で抗体が確認されたと発表した。

……ということで、ニューヨーク州の人口、1945万 (2019年)のうち14.9%は、289万8,050人の感染者がいたと推定される。

4月28日現在の、ニューヨーク州のCOVID-19による死者数は、17,303人。
計算すると、

(17,303人÷289万8,050人)×100≒0.597%

となり、致死率は0.597%。約0.6%で先月発表の数字に近くなっている。

日本でも抗体検査を始めるようだが、暫定的に行われた調査では……

新型コロナ以外の患者6%陽性 地域の状況反映か 慶応大学病院 | NHKニュース

慶応大学病院によりますと、今月13日から19日の間に新型コロナウイルス以外の患者、67人に対して、手術前や入院前に感染しているかどうか調べるPCR検査を行ったということです。

患者は全員、新型コロナウイルスに感染した際に見られる症状はありませんでしたが、およそ6%にあたる4人が陽性と確認されたとしています。

この結果について、慶応大学病院は患者は病院の外で感染したものと考えられ、地域での感染状況を反映している可能性があるとしています。

……ということで、より大規模な抗体検査が必要ではあるが、この6%という数字で計算すると、
東京都の人口、13,951,636人(2020年1月1日現在)
13,951,636人×6%≒83万7,098人
と、83万7,098人が感染していたと推定される。

4月28日現在の、東京都のCOVID-19の死者数は100人。
(100人÷83万7,098人)×100≒0.01%
となり、致死率は0.01%という低さ。

インフルエンザの致死率が0.1%といわれているので、現時点での日本に限っては、大混乱しているわりには数字としてはインフルの10分の1の脅威にしかなっていない。

国や地域によって、感染者数や死者数に大きな差がでているが、終息後に全世界的な感染者数の推定と死者数から導き出されるCOVID-19の致死率は、中間報告ともいえる0.66%よりも下回るのではと予想される。

もしかすると、インフルエンザ並みか、それよりも低い可能性もある。
COVID-19が特徴的なのは、短期間で一気に感染が広がり、重症者が集中的に発生した点だろう。それゆえ医療体制が対応できなくなった。インフルのようにじわじわと流行するのであれば、それほど逼迫することはなかった。

日本において、今後、一気に死者数が激増する可能性がなきにしもあらずだが、今のペースであればそれほど増えないと思われる。
最終的には半年後、1年後にならないと結論は出せないことだが、致死率は0.1%に届かない可能性もある。もし、そういうことになると、インフルよりも脅威ではないということになる。

はたして、どうなるか?

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