新型コロナ感染体験記は参考になる

新型コロナ感染体験記は参考になる

新型コロナに感染したときは、具体的にどういう手順でことが進むのか?
感染した人は口をつぐんでしまうために、あまり表には出てこないが、体験した人の証言は、なにかと参考になる。

まさか、自分が…コロナ感染でホテル隔離 PCR検査→隔離までの5日間の流れ|まいどなニュース

新型コロナウイルスの感染拡大から約半年。緊急事態宣言下では自粛要請にも従い、手洗い、消毒、マスクも着用、厚生労働省公認アプリCOCOAもインストール。できることは可能な限りやっていた私ではあるが、ついにコロナに感染してしまい、ホテルに隔離されるという事態に。どんな症状?どういう流れで隔離されるの?そんな疑問に渦中の私がお答えしようと思います。

対応は居住地域によっても違うと思うが、こういう情報発信は必要だと思う。人によってケースバイケースだろうが、もっと体験を共有できるといいのだが……。
それを阻んでいるのは、「コロナ差別」というやつだね。
感染は罪でも罰でもないのに。

この人は、感染対策を模範的にしていたようだ。
それでも感染してしまう。お気の毒ではある。
どこで感染したのかの心当たりがないようだから、経路不明ということなのかな。

対して私は、ほぼなにもしていないな(^_^)b
帰宅後、料理をする前に手洗いはするが、アルコール消毒はしないしマスクもしない。マスクをしないのは、肌が炎症を起こしたりするのもあるが、そもそもマスクの予防効果を信頼していない。昨年までの咳エチケットである、咳が出るときにハンカチで口を覆うことはするが、そもそも咳をすることがほとんどない。人がいるところで口を開けることがないのだから、飛沫を大量に出すこともない。

そんな私だが、まだ新型コロナには未感染。例年のインフルエンザも、予防接種はしたことがないし、成人してから感染したことがない。運がいいといえばそうなのだが、毎日の満員電車に乗っていれば、ウイルスにさらされる頻度は多くの人と大差ないと思うし、それでも感染しにくいのは免疫系が仕事をしているのだろう。

空気感染していれば、模範的な感染対策はほとんど意味がない。
マスクが社会の分断を招く?」で書いたように、マスクをしていても「感染率3割/週」あるいは「感染率8割/月」なので、感染の順番が来てしまったというだけだ。

野球でいうと、3割バッターはヒット率の高い強打者なわけで、かなりの高確率。
マスクをしていても感染率3割では、あまり効果があるとは言いがたい。

手洗いや消毒が奨励されているが、これはむしろ逆効果なのでは?……と思ったりもする。
過度の潔癖性は、免疫力を低下させる。

手の洗いすぎ、消毒のしすぎは感染リスクを高める恐れも#コロナとどう暮らす | mi-mollet NEWS FLASH Lifestyle | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/2)

手洗い、消毒するということは、病気をおこす病原体(今回の場合は新型コロナウイルス)を積極的に攻撃して排除して防ぐ効果がある一方、過度な石けんの使用や消毒は、皮膚に存在する常在菌にとっては大きなダメージにつながります。

(中略)

つまり、感染予防やあらゆる健康にとって、通常の皮脂や常在菌がとても大切であるという点では、なるべく手洗いや消毒をしないほうが自分の防御力を上げるという考えになります。
身のまわりの微生物をなくすことは、自分のバリアを失うことであり、ちょっとした軽い感染や新規の感染症に対して免疫力、抵抗力を失ってしまうのです。
これが失われたことによる免疫系の機能異常が、新しい感染症の出現とその対応能力が低下している最大の理由──と私は考えています。

私も本間医師の意見に同意だ。

汚れた手を洗うだけならまだしも、アルコール消毒は不要だと思うね。医療従事者は職務上必要だろうが、一般人はそこまで潔癖症になる必要はない。

あるかどうかわからないウイルスを殺菌するのに、共生している常在菌もろとも殲滅しているわけだ。
たとえるなら、森に人を襲う狼がいるかもしれないからと、森をまるごと焼き払うみたいな話。人の体をミクロの視点で見れば、微生物の生態系があるわけで、それを全滅させれば生態系が壊れてしまう。それは人間の健康を損なうことにつながる。

昨晩のニュースでは、家族に陽性者が出て、他の家族が濃厚接触者と認定されたが、PCR検査を受けられなかったというのがあった。検査能力のキャパを超えていたのが原因だったらしく、その家族はしかたなく自費で検査して、子供が陽性になったという。

保健所では検査できないが、自費で民間であれば検査できるというのもおかしな話だ。
だったら、検査を民間に委託すればいいのではないか?
お役所の融通のきかなさは今に始まったことではないが、できないのならできるところに頼めばいいのに。規定されたマニュアル以外のことができないのでは、危機管理能力がないといわれても仕方がない。

体験記で気になったのは、当初は熱が出たが、後日には逆に体温が通常より低くなったという点。
これはこの人だけのケースなのか、ほかにも事例があるのか。
感染していても熱が出ないとなると、入店時などに行っている検温は、感染の有無のバロメーターにはならないことになる。

どんなに模範的な対策をしていても、100%防御できる方法はない。感染率は10〜30%、長期間になれば80%以上の感染率になる。流行が長引くほどに、遅かれ早かれ感染する。あとは運次第。

唯一、100%に近い防御方法があるとしたら、部屋に引きこもって誰とも接触せず、外に一歩も出ないで孤独に過ごすことだ。社会問題になった引きこもりだが、感染症に対しては最強の対策という皮肉。

現状の感染対策は、空気感染を考慮に入れていないので、ザルのようなもの。
「ちゃんとしていたのに」というのは、じつはぜんぜんちゃんとしていなくて、雨降りのときに差した傘が穴だらけだった……というようなこと。

国や都市によっては、厳格なロックダウンをしたところもあるが、結果的には感染拡大を止めることはできなかった。一方、日本のようにゆる〜い規制でも、感染規模が小さかったところもある。ロックダウンに疫学的効果は乏しかったという報告もある。

感染症はなにも対策をしなかったとしても、流行はいずれ収束する。ウイルスは初期の段階では増殖を繰り返すが、無限に増殖することはできない。
なぜなら、それがエントロピー増大の法則だからだ。

ウイルスが増殖できる状態はエントロピーが小さい(秩序がある状態)で、増殖と拡散が続くとエントロピーは増大していく(無秩序な状態)。ウイルスには寿命があり、ウイルス単体ではなくある地域の全体をウイルスの総合体として考えると、総合体にも寿命がある。エントロピーの増大がある一線を越えると、生命活動を維持できなくなる。これは人間も同じ。

感染対策や人の移動制限は、短期的には感染者の発生を抑制できるが、エントロピー増大を抑制することになり、流行期間を長引かせることにもなる。ある意味、ウイルスの延命になっている。それよりも感染して抗体を身につける方が、流行期間を短縮できる。

いずれにしても、日本においては、ここまでの状況からみれば、インフルエンザよりも桁違いに少ない感染者数と死者数になっている。
それはおそらく、多くの人が自然免疫で対抗できているからだろう。
そんなに恐れる必要はない。

LINEで送る
Pocket
LinkedIn にシェア