猫と生きる


犬や猫を飼っていると、彼らはペットではなく「」になっていく。
人間に比べると短命だから、いずれ死を見送ることになる。
そんな共感を感じた記事。

犬1匹、猫8匹のにぎやか家族 この子たちのために、私は生きる! | sippo(シッポ) |

 生きることに消極的だった過去から、今では「犬1匹と猫8匹を見送るまでは絶対に生きないと!」。

この記事の飼い主さんは、ペットに救われた人だが、こういう人と出会えた犬や猫は幸せでもあると思う。
世の中、良い飼い主ばかりではないからね。

わが家には、現在4頭の猫がいる。
いずれも高齢で、13歳から18歳になる。
一時期、保護猫活動に協力していたため、一時預かりの猫を含めると、ピーク時で14頭がいた。一時預かりが、そのままわが家の猫になったりもした。

保護猫活動に関与するきっかけにもなったのが、迷子ペットのための掲示板サイトを立ち上げたことだった。
迷い猫.NET

このサイトは2002年に立ち上げたから、もう17年目。
2002年当時は、ほかにも同様のサイトがいくつかあり、私たち夫婦のサイトは後発だった。使い勝手のあまりよくないサイトばかりだったので、もうちょっと使いやすいサイトをと、自分たちで作った。しかし、現在まで生き残っているのは、うちだけ。
個人運営のサイトとしては、老舗になってしまった(^_^)b

サイトはGoogleの広告費だけで運営していて、サーバー費用などの維持費くらいはなんとかまかなっている。運営にかかる管理の手間はボランティアだ。
些細なボランティアだが、利用してくれた人からの感謝の言葉が、続けていてよかったという励みになっている。

保護猫になる猫たちは、捨てられた猫か、迷子になってしまった猫だ。
前者は人間の身勝手、後者は人間の不注意だ。
迷い猫.NET」は迷子猫の一助になれればというサイトだが、発見・解決につながるケースは、わりとよくある。

猫を捨てる人は、誰かが拾ってくれる、あるいは野良猫として生きていくことを期待しているのかもしれないが、世の中、そう甘くはない。
生後数週間で乳離れしていない子猫であれば、面倒を見てくれる人に拾われなければ、ほぼ確実に死ぬ。

自分で餌を食べられる年齢であれば、野良猫として生きる可能性もあるが、昨今は残飯にありつけるような環境は乏しい。カラス対策などで、ゴミ管理が厳しくなっているからだ。
病気や事故の可能性も高く、生き延びることは難しい。地域猫として、世話をする人がいないと、食べものにはありつけない状況だ。

昔に比べると、飼い猫は長生きするようになった。
とはいえ、10歳を超えるのは少なく、大半は10歳未満で亡くなる。野良猫の寿命が3〜4年といわれているので、それよりは長生きだが、長生きするほどに“がん”などの病気のリスクも増える。

猫の10歳は、人間に換算すると70歳に相当する。
うちの猫の最高齢である18歳は、人間に換算すると99歳になる。
ペットの世界にも高齢化問題がある。
現在いる4頭は、その生き残りだ。

私も、この子たちを見送るまでは死ねないと思っている。
うちの猫たちは、私たち夫婦の生きがいでもある。
これまでにも、何頭もの猫を見送ってきたが、いまいる4頭もそう遠くない未来に見送ることになる。それを思うと切なくなるのだが、いまこの子たちと過ごせる時間を大切にしたいとも思う。

うちの猫たちは、家族というより私という人格の一部になっているようにも思う。
この子たちがいるから、私は私でいられる。
亡くなった猫たちは、私の一部が失われたのと同じ。
そんな感覚だ。

死後の世界なんてありはしないのだが、もし向こうの世界で、先立ったあの子たちに再会できるのなら、死ぬことはそんなに恐くはない。
気休めではあるが、あの世であの子たちに会えたらいいな……と思う。

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