ワクチン接種は1日67万人ペースでないと年内に終わらない

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ワクチン接種は1日67万人ペースでないと年内に終わらない

ワクチン接種で、もたついている日本。
二重変異のインド株は、現状のワクチンが効きにくいともいわれているので、ワクチン接種が遅れるほどに、ワクチンの効果が薄れることにもなりかねない。

ワクチン接種の遅れに警鐘が鳴らされているのだが……

「ワクチン広がらないと来年今ごろ…」山中教授の指摘 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授が、朝日新聞のオンライン取材に応じ、新型コロナウイルスの終息に向け、「できるだけ早くワクチン接種できるような状況に、総力を挙げてもっていけるかどうかにかかっている」と話した。

(中略)

「終息に向かわせようとすると、7千万、8千万人は接種を完了させないと、目に見えた効果はないと思う」と指摘。2回接種を想定すると、1億6千万回を感染が広がりやすい冬までに済ませる必要があるとして、「ものすごい数が必要。それを本当にやる覚悟を思って今日本ができるかどうかっていうことが試されている」と話した。

山中教授だけでなく、専門家の多くがワクチン接種が遅れるほどに、変異株の脅威が高まると危機感を募らせている。

現状のワクチン接種ペースは以下のようになっている。

国内の接種状況(2021年05月05日現在)
国内の接種状況(2021年05月05日)

上記の日別接種回数は4/29のことなので、これは最低に近い数。
多い日で20万回はこなしているので、20万回/日とすると7000万人に接種するには350日(約1年)かかる計算(^_^)b
自衛隊が行うとされる大規模接種で、1日1万人が目標とされているが、東京と大阪を合わせて2万人がプラスされるとしても、約318日かかる計算だ。

では、年内(2021年)に集団免疫として必要な7000万人の接種を終えるには、どのくらいのペースが必要かというと、あと6か月(180日)とすると……

7000万人÷180日≒38万8889人/日

1日あたり38万8889人のペースをこなす必要がある。
ほぼ全国民(約1億2千万人)に接種するには約67万人/日でやらないと、年内には終わらないことになる。
追記:これは1回接種の場合なので、2回接種では倍になる。

このことから、新型コロナは年内に終息する可能性は低く、来年に越年してコロナ苦境が続くと覚悟した方がよさそうだ。
先は長い……。

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