新型コロナの感染者数が、全国で増えていて、またまた大騒ぎしている。
「岩手県で初の感染者」というニュースが、速報で流れたりしたが、たった2人でこの騒ぎよう。
増えた、増えたといっても、全国で1000人ちょっとだ。
病院が大変なのはわかるが、1億2千万人中の1000人程度は、ごくごくわずかにすぎない。
みんな、怖がりすぎ。
コロナパニックをマスメディアがあおり、専門家といわれる先生たちも加勢している。
本心なのかどうか疑いたくなるのだが、この規模の感染状況が、それほど危機的なのか?
最悪の事態の想定することは必要だが、的確な現状認識も必要なのではないか?
もっとまともな見解を示せる専門家はいないのか?
……と、思っていたら、いた(^_^)
日本人の3割が「コロナ感染」という新説 消える抗体、ワクチン不可能は本当か | デイリー新潮
「新型コロナが目、鼻、口の粘膜から入って多少増殖しても、そこで鎮圧されれば抗体は誘導されませんが、生体は免疫反応を起こしています。これを自然免疫と言い、さまざまな病原体をパターン認識し、抗ウイルス物質を誘導します。抗体検査をしても抗体を持っている人が少ないのは、自然免疫で治る人が多いからだと考えられます」
(中略)
「欧米のようなロックダウンをしていない日本で、新型コロナに暴露(さらされること)した人が極端に少ないとは考えにくい。自然免疫で治っているから抗体ができない、と考えるのが自然です。そこで全国の暴露者数を、年代別患者数の実数値、抗体陽性率推計値などを使って推計したところ、5月10日までの暴露者数は30~45%という結論に達しました。国民の3割は暴露したと考えられ、内訳を7段階に分けました。自然免疫で対応できた98%がステージ1~2。獲得免疫、いわば特定の敵を攻撃する軍隊が出動するのはステージ3以降で、暴露者の2%。うち重症化するごく少数がステージ5、亡くなる方が6。暴露していないステージ0を入れて7段階です。ステージ5以降の重症者は、20代で10万人中5人。70歳以上だと千人中3人程度です」
(中略)
「死亡者はどんなに広がっても3800人。10万人中3人です。一方、過去の景気悪化では、自殺者が10万人当たり8人増えています。新型コロナで3人亡くなるのを防ぐために死者を8人増やすのか、という話です。重症者がゼロに近い30歳未満でオンライン授業にするなども、意味があるとは思えず、どこかで方向転換が必要です。また、次の波がきたら真っ先にすべきは、PCR検査ではなくウイルスの遺伝子解析。毒性が変異によって強まる可能性もあるからで、変異していないとわかれば、98%は自然免疫で治る病気として対応すればよくなります」
高橋教授の見解は、現状と現実的な想定として、的確だと思う。
極論の見解だけでなく、こういう見解にもスポットを当てるべきだ。
私は、新型コロナ問題が表面化した当初から、「騒ぎすぎ」といい続けてきた。
武漢で感染が広がり、日本ではクルーズ船で感染が問題になった。ニュースは、刺激的な部分を取り出すから、実態以上に悲惨なことが起こっているような錯覚を起こさせる。
しかし、重症者や死者が出ている割には、母数(人口)に対して数が少ないし、感染者が全員死ぬような凶悪さはなかった。狂犬病は、感染するとほぼ100%助からないくらい凶悪だが、新型コロナはそうではなかった。
高齢者や基礎疾患のある人が重症化しやすいと警戒されたが、それはインフルエンザや結核でも同じことだ。若者は軽症で済む、というのも同様。ようするに、普通に健康であれば、それほど恐れる必要がない感染症だったのだ。
今、全国に広がっているのは、PCR検査の検査数が増え、検査対象が広がったことが一番の要因だろう。以前だったら、発熱が4日以上続かないと、検査してもらえなかったのだから。現在と同程度の検査態勢であれば、3〜4月はもっと多くの感染確認がされたはずだ。それを意図的にしなかったのは、感染者数を多く出したくないという政府の思惑だろう。
記事中で、「新型コロナで3人亡くなるのを防ぐために、自殺者を8人増やすのか」という指摘は重い。
そういう理屈が通るとすれば、自殺者の命は軽いことになってしまう。
自殺に至らないまでも、経済的な死に追い詰められている人は多い。それでも自粛しろという人たちは、経済的に困窮していない人たちだ。
このまま新型コロナ体制を続けるのか、方向転換するのか。
どっちの死に方を選ぶのかって話になってくる。