ファクターXの第6候補に、ビタミンKが有効かも……という報告が出てきた。
新型コロナに直接作用するのではなく、免疫力を高めるのに寄与する食べもの。
日本人には馴染みのある「納豆」だという。
チーズや納豆に含まれるビタミンK、新型コロナに有効か(The Guardian) – Yahoo!ニュース
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で死亡したり集中治療が必要になったりする人には、ホウレンソウや卵、ハードチーズ、ブルーチーズなどに含まれる「あるビタミン」が不足しているとの研究結果がこのほど、発表された。今回の研究で注目されたのはビタミンKで、食事内容の変化がコロナとの闘いに対する答えの一つとなる可能性が出てきた。
(中略)
「(ビタミン)K1とK2がある。K1はホウレンソウ、ブロッコリー、青菜、ブルーベリーなど、多くの果物や野菜に含まれる。K2はより体に吸収されやすく、オランダ産のチーズに含まれていることを強調したい。フランス産のもの(など)にも含まれている」
また、大豆を発酵させた日本の食品「納豆」は特にビタミンK2が豊富で、その健康効果についてさらに研究を進める根拠がそこにあるかもしれないとヤンセン博士は述べる。
オランダ産のチーズにビタミンKが多く含まれているというが、そのチーズをたくさん食べているであろうオランダでの新型コロナによる死者数は、6,059人と少なくない。イタリア(34,345人)、スペイン(27,136人)、アメリカ(11.7万人)に比べれば少ないが、これがビタミンK効果なのかどうかは不明。
日本では、チーズはともかく納豆を食べる人は多いよね。
私は納豆は食べないのだが、西日本、特に九州では納豆好きの比率は少ない。
納豆の消費量の都道府県ランキング(平成30年) | 地域の入れ物
納豆の消費量の都道府県ランキング(平成30年)
ということで、九州8県は順位が低い。
最近はそうでもないらしいが、九州出身の者にとって、納豆は食べものではないのだ(^_^)b
納豆消費量の上位は、関東以北の県になっている。
青森が1位なのだが、北海道は25位と低く、最初に感染拡大が生じたことを考えると、納豆消費量が多少は関係してるのかな。
しかし、欧米と比べれば、劇的に少なくて済んでいるのは、あながち無駄でもなかったともいえる。
これを「ビタミンK有効仮説」としよう。
ということで、ファクターX候補は6つになった。
- BCG有効仮説
- 普通の風邪免疫仮説
- アレルギー物質影響仮説
- 遺伝形質差違仮説
- 血液型関係仮説
- ビタミンK有効仮説
いずれにしても、ファクターXは複合要因で、効果が高まると想定した方がよさそう。
「遺伝形質差違仮説」は、アジア人であれば誰もが該当する。
「BCG有効仮説」は、1951年以降に生まれた人は対象。
この2つは、大部分の人に当てはまる。
さらに「普通の風邪免疫仮説」で、新型コロナ以前に風邪をひいていた人。
「アレルギー物質影響仮説」で、喘息または花粉症の人。
「血液型関係仮説」で、O型の人。
「ビタミンK有効仮説」で、納豆好きの人。
6つの要素のうち、3つ以上が該当する人は、新型コロナに対して免疫が有効に働くと想定できる。
そして、すべてが該当する人は、鉄壁の防御になっていると思われる。
これで納豆の買い占めが起こるのかな?
ファクターXを突きとめろ!(その6)不顕性ウイルス説につづく。