人間を火星に送る計画は立てられているものの、実現可能な技術開発は確立されていない。
夢やロマンだけでは火星には行けない。
宇宙開発は、NASAとSpaceXが主導している感じだが、同日配信の記事で有人火星探査ついて違った目標が出されていた。
【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)のネルソン局長は28日、有人火星探査について「2040年までに人類が火星を歩けるようにするのがわれわれの計画だ」と述べた。
バイデン政権の23会計年度予算教書の発表を受け演説した。現在進める月探査計画の先を展望した形だが、具体的な道のりは示していない。
ネルソン氏は、火星探査の目的の一つは生命の探索だとした上で「(無人の)探査車は重要だが、本腰を入れるなら人間が行かなければならない」と指摘。火星までの輸送や飛行士の生命維持に必要な技術開発を進める考えを示した。
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SpaceXのロケットとしては最大のStarshipは、米航空宇宙局(NASA)が宇宙飛行士を月まで送り、帰還させるために使われる予定だ。またMusk氏は、Starshipが2020年代の終わりまでに火星に人を送り込む宇宙船となることを期待している。Starshipはこれまで高高度飛行に数回成功しているが、宇宙空間にはまだ到達していない。
NASAの局長は2040年までにといい、イーロン・マスク氏は2020年代の終わりまで……といっている。
10年以上の違いがある。
20年代というのは、たぶん無理。
2040年……つまり、あと18年以内というのは、なんとかなるかな? それも楽観的な気がする。
技術開発の問題もあるが、資金の問題も大きい。
右肩上がりに経済が上向くとは考えにくく、世界情勢は不安定になっていて、世界恐慌が起きる可能性もある。
ウクライナ戦争は経済を傾かせているように、経済が好調でなければ宇宙開発にかける金も出てこない。
何度も書いているが、火星に人類が立つのを見るのが、個人的な夢でもあるので、私が生きているうちに火星に到達して欲しい。
だが、それは叶わない夢かもしれない。
宇宙開発は遅れるのが常なので、40年といっているのならプラス10年はかかりそう。
2040年なら生きているかもしれないが、2050年は生きてないな。
マスク氏も自分が生きているうちにということで、火星にチャレンジしているのだろう。
現在50歳のマスク氏だが、何歳まで生きるかなんてわからないからね。
10年後は元気だとしても、20年後は高齢者だ。
とりあえず、月に人間を送るのが先だよ。
アポロ計画以来の月旅行が実現しないと、火星への道はない。