恋愛ネタの記事は、いろんな意味で面白い。
 多くの人が興味を持っているからだろうし、人の恋愛ほど面白く感じてしまう。当人にとっては、なにかと悩みと問題の種なのだが……。
 芸能人の熱愛や不倫が大きな関心を集めるのも、面白がられているからだろう。
 ただ、「」、そして「」という、ステロタイプな発想はなんとかしてほしいものだ。関連性はあっても、イコールとは限らないのだ。

 そんな恋愛ネタの記事。
【第27回】商社事務職OLの恋愛事情 社内恋愛では“負け組”に?:NBonline(日経ビジネス オンライン)

 社内結婚の法則は、今も昔も実は変わらない。「自分の半径5メートル以内」が肝心だ。だが事務職OLたちは、「半径5メートル以内に素敵な人が何人もいると思って入社したのに、結局50メートルまで広げてみても誰もいなかった」と嘆くのである。

 少し前に不倫疑惑が持ち上がった、某女性アナウンサーについて、ある週刊誌が「○○アナは半径5メートル以内で男を探す」なんていう見出しを出していたが、それはしごく当たり前のことだと思った。
 10メートルだったらいいのか? 100メートルだったら? 50キロメートルだったらどうなのだ?……という、素朴な疑問を感じる。
 直接的に人が知り合える距離というのは、会話ができる距離だろう。そう考えれば5メートルは上限の距離のような気がする。電話やメールであれば、距離は関係なくなるから、地球の裏側でも問題ではなくなる。
 ただし、恋愛となると、物理的な距離というのは重要だ。
 会えない、触れあえない状態では、恋愛は一方通行になってしまう。遠距離恋愛が難しいのはそのためだ。遠くの彼女よりも、近くの彼女となってしまうのは、必然かもしれない。

 この記事での社内恋愛の時代的な変遷の考察は面白い。
 なるほど、かつては会社というシステムそのものが、恋愛の場を提供していたというのは興味深い。少子化問題も、遠因として社内恋愛がしにくくなったことにあるのかもしれない。

 そして、恋愛の必然にセックスがある。
 プラトニックな恋愛というのもあるにはあるが、それが本当の意味で恋愛といえるのかどうかは、個人的には疑問符だ。
 そんなことを端的にいっているのが、次の記事。
夢をかなえるゾウも頷く『LOVE理論』 ~恋愛もビジネスも才能はいらない:NBonline(日経ビジネス オンライン)

 本書で言う「LOVE」とは純愛ではなく、ずばりセックスを指す。理想の女性とセックスをするために、犯罪以外のあらゆる手を使うというのが愛也先生の教育方針だ。なぜなら、「女は好きな男とセックスするのではない。セックスした男を好きになる」から。極端な先生だな……。

 逆もしかりだろう。
 「男は好きな女とセックスするのではない。セックスした女を好きになる」
 異論が出てきそうな因果関係だが、ある意味、的を射ていると思う。
 夫婦関係がセックスレスから破綻するのは、愛の確認行為としてのセックスがなくなってしまうからだろう。気持ちだけでは愛情は持続しないともいえる。肌と肌で触れあうことで、確かめあえることもある。

 男と女の関係は難しいようで、案外、単純なのかもしれないね。

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