お金は「数字」となって、ネット上を飛び交う情報と化している現在。
現物の札束が動くことなく、巨額の売買が行われ、成立している。それらはネットとコンピュータを介した、電子取引だが、データが動くだけの世界。

札束は銀行の金庫にあるわけだが、すべてではない。
私の給料が振り込まれるとき、会社の取引先銀行から、私の利用している銀行の口座へと、給料の金額データが送信され、銀行のコンピュータ上の口座のデータが書き換えられる。

当たり前になっている振込ではあるのだが、金庫の中の札束は1ミリも動いていないのに、私の口座に給料が出現するのは、考えてみれば不思議。
いや、そもそも銀行の金庫に、私が受け取るべき物理的な現金は存在しないともいえる。某U銀行の顧客の預かり金の総額が、その銀行の金庫の中にあるわけではない。
存在しているのは帳簿上、電子データ上の仮想的なお金なのだ。

仮想通貨のビットコインなどがなにかと話題になっているが、金融機関の取引が現金ではなくなり、コンピュータで処理するようになったころから、お金は仮想通貨になったともいえる。

銀行の業務のかなりの部分が、機械化・コンピュータ化・ネット化されている。
にもかかわらず、いまだに24時間の稼動が実現していないのはなぜなのだ?

窓口業務が9時〜15時ということで、ATMやネットバンキングを使う場合に時間外では手数料がかかったり、時間外の振込では翌日処理になったりする。

解せない!

たとえば、15:01分に振込をしても、翌日まで振込先に反映されない。
振り込んだ金額は、どこに行ったのだ?(^_^)
時間外になると、現金を行員が車で運んでいるから、翌日になるのか?……なんてことはないわけで、データとしては瞬時に送信されているはずだ。もしくは、銀行内に保存され、翌日の9時に送信されるかだ。

コンピュータが処理しているのであれば、24時間稼動は可能だ。人がいちいちチェックしているわけではないし、現金を運ぶわけでもない、コンピュータ同士の通信ができればいいだけだ。

それなのに、時間外の振込・送金が、リアルタイムには反映されない。
人間には残業させるが、コンピュータには残業させないということか?(^_^)

世界は秒速で動いている。
特に、金融市場はマイクロセカンド単位で巨額が動いている。それも24時間、365日、休みなく。休んでいるのは人間だけだ。

にもかかわらず、銀行からの振込・送金には、人間に合わせた営業時間があり、営業時間を1秒でも過ぎると、ATMやネットバンキングを使っても、相手先には送金が届かない。

ネットに特化した銀行同士であれば、営業時間という束縛にとらわれないのだが、既存の大手銀行ではいまだに営業時間至上主義になっている。

いったい、いつまでこんな古風なシステムを続けるのだろう?

コンピュータをいち早く実用的な業務に導入したのは、銀行業界だった。1970年代の話だ。当時は、時代の最先端を行っていた。

コンピュータ化・ネット化が進化した現在。
銀行業界は時代に取り残されている。営業時間の束縛から、逃れられないでいるからだ。
大量のデータを瞬時に送れるようになっているのに、
「送金は、営業時間を過ぎたので、明日まで待ってください」
などと、アナクロの時代のままなのだ。
その時間ロスで、商機を逃したり、損失が出たりすることだってあるかもしれないのに。

日本の銀行は、バカなのか?(^_^)

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