NFTは大馬鹿理論?

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#NFT

NFTは大馬鹿理論?

NFT関連の話題。
記事としては少々古いが、ビル・ゲイツ氏の発言が、言い得て妙だ。
それが現在のNFTの抱える問題でもある。

ビル・ゲイツ氏、「NFTは大馬鹿理論に基づいている」 – ITmedia NEWS

NFTは「100%、Greater fool theoryに基づいている」とゲイツ氏。Greater fool theoryとは、金融業界で、過大評価された資産でも、自分より愚かな誰かにさらに高値で転売できると踏んで購入することを指す。現実的な価値との乖離が大きくなりすぎれば、価格は大幅に下落する。

ゲイツ氏は、農場や工場など、形あるものを生産する組織に投資することを好み、暗号通貨やNFTには関心がないと語った。

 「サルの高価なデジタル画像は世界を大きく発展させるだろうか」と米Yuga Labsが提供する人気NFT「Bored Ape Yacht Club」(BAYC)にも言及した。BAYCのほとんどのNFTの価格は現在、ピーク時の半分以下になっている。

 アーティストが作品を売るシステムとしてはいいのだけど、儲けるために顔バリのような作品を粗製濫造していては、NFTの価値や意義は低下していく。
 NFTがアートの評価や影響力を高める方向に働くのが理想だが、一部を除いてそうはなっていないのが現実。

 全部がそうではないが、NFTを買う人の多くは、転売して利益を上げることを目的としている。マーケットでありビジネスだから、それが悪いわけではないが、あまりに度が過ぎている。不動産の地上げ屋、チケットや商品の転売ヤーと同じようなことをやっている。

 アーティスト側も、高く売れた方がうれしいから、高額転売を容認してしまっている。売れないよりは売れた方がいいのは確かだし、それで食えれば文句はいえない。

 美術史において、いわゆる「名画」を生み出したアーティスト(ダビンチ、ミケランジェロ、ゴッホ、ピカソ……etc)は、大きな功績と影響を社会にもたらした。
 しかし、NFTからそうしたアーティストが出てくるかどうかは未知数。一過性のブームで終わってしまうかもしれない。顔バリが横行していれば、失墜するリスクは高まる。

 新しい才能、新しいアートが正当に評価される状況にならないと、NFTはただのマネーゲームになってしまう。
 5年後、10年後にNFTがどうなっているのかは、予想が難しい。
 廃れているか、成長しているか、どちらだろうか?

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