映画やドラマでの本物のミリタリーらしさとは?

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映画やドラマでの本物のミリタリーらしさとは?

アクションやバトルを盛り込んだ映画・ドラマ・には、銃を使ったガンアクションが出てくる。
そののリアリティがあるかどうかは、本物を知っているかどうかでもある。
現場を知る専門家による解説。

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そんな中で解説してくれたのが、ディストラクションデバイスを使う手法。たとえば、と同時に強烈な閃光と強烈な破裂音を炸裂させるフラッシュバン(スタングレネード)だ。

フラッシュバンは創作物でも定番のアイテムで、上では5~6秒のあいだ動きを止められると言われたり、近くにいる人は気絶するといったを目にする。しかし、「こういった情報は全部嘘で、効果はせいぜい1~2秒です。現役の頃に生まれて初めてくらいましたけど、せいぜいそんなもんでした」と、説得力がありすぎる説明も飛び出した。これぞまさしく「ソースは俺」ってやつである。

長い記事だが、これはなかなか参考になる。
アメリカの映画やドラマでは、それほど違和感はないが、銃が身近にあるからだろう。
なんだったら射撃場に行って、実銃と実弾で射撃練習もできる環境だ。

しかし、日本の映画・ドラマやアニメでは、「それはないだろ」というシーンが散見される。
たいていの人は実銃を手にすることはなく、射撃経験もない。アメリカ映画を観て参考にしても、実体験にはならない。
想像だけで表現してしまうから、嘘っぽくなってしまう。

引用した部分の「フラッシュバン」は、で体験した人にしかわからないことだね。
「へえー、そうなんだ」と思った。

記事中には出ていなかったが、暗闇の中で暗視装置(赤外線で見る装置)をつけているところに、閃光弾で目眩ましする……というシーンがあったりする。最近の赤外線装備は爆発などの強烈な光が発生しても、瞬時にブロックできる機能がついている。目眩まし作戦は、もはや古い。

射撃姿勢についての解説も、実際の射撃経験がないとわからない部分。
日本の映画やドラマでの、ガンアクションシーンでは、リアリティが乏しい。片手で銃を撃つシーンがあったりするが、片手では狙いが定まらず命中精度は著しく下がる。

ハンドガンの重さは、700〜1000gくらいある。わりとのあるベレッタ92で、950gだ。
800mlのペットボトル飲料で約800g、1リットル入り牛乳で約1000gなので、それを片手で持って振り回してみれば重量感がわかると思う。けっこう重いんだ。
よほどの腕力がないと、片手で狙いを定めるのは難しい。

冒頭の画像は、私のモデルガンコレクションの一部をテーブルに並べたもの(^_^)
ベレッタ92がこの中にあるが、すべての銃の名称を当てられる人はだね。
こうして並べるとテロリストかよ……という感じだが、実銃を忠実に再現しているので、操作方法やどのように動作するのかがリアルにわかる。銃の描写のための資料として集めた。
ほとんどはエアガンではなく発火モデルで、ヘビーウェイト(HW)モデルだ。重さは実銃の8〜9割ほどあり、重量感がわかりやすい。

映画「ダーティーハリー」で、クリント・イーストウッド演じる主人公が、44マグナムのごっついリボルバーを片手で持ってぶっ放すが、あれは普通の人には無理。銃の重さは1000g超えだし、使用する弾は強力なので、反動も半端ない。

基本、ハンドガンといえども、両手で持って撃つ。狙いを定める意味と、射撃後の反動を受けとめるためだ。

日本ドラマのガンアクションといえば、古くは「太陽にほえろ!」とか「西部警察」だが、銃の扱いは雑だったね。最近の刑事ドラマでは、多少は銃の扱いがマシにはなっているものの、相変わらずリアリティは乏しい。女性刑事がごっつい銃(コルトガバメント?、重量1,130g)を片手で撃っていたりする。銃に馴染みがないからだろうね。

その点、アニメのガンアクションものの方が、銃の扱いはまとも。作ってる人たちがガンマニアなのがわかるような作り方だ。
例として、「GUNSLINGER GIRL」や「BLACK LAGOON」など。

日本国内では実銃による実弾射撃練習はできないので、映画やドラマでガンアクションをするのなら、俳優たちにアメリカで射撃練習の指導を受けさせた方がいい。
にはリアリティが必要だが、それは実体験があってこその演技だと思う。

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