5分でコロナ判定技術…しかし実用化は2年後

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日本でPCR検査数が諸外国に比べて少ないのは、人材と設備が乏しく効率が悪いからだといわれている。自動化された機器を日本のメーカーが製造しているにもかかわらず、国内ではあまり使われていないという皮肉。技術立国・日本とうそぶいていたのはいつのことやら。

で、新たな検査技術を開発したというニュース。

コロナ判定、世界最速5分以内 理研など新検査法を開発 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

新型コロナウイルスの新たな検査の仕組みを、理化学研究所(埼玉県和光市)の渡辺力也主任研究員や東大、京大のグループが開発した。遺伝物質を増やさなくてもウイルスを検出できるため、5分以内と世界でも例を見ない早さで結果がわかるという。グループは装置の開発を急ぎ、来年度中の臨床試験開始をめざす。

(中略)

「SATORI法」と名付けられた今回の検出方法では、ウイルスの遺伝物質があると活性化する酵素を利用する。採取した唾液(だえき)など検体の中のウイルスの殻を界面活性剤などで壊し、この酵素が入った溶液と混ぜ、微小な試験管が集まったプレート上で反応を見る。酵素が活性化すると光る蛍光物質を検出することで、陽性だと確認する。

微小な試験管が1センチ角に約250万個詰まっているガラスプレート

実用化は早くても2年後になるのか。
今すぐ、こういう技術は必要なんじゃないのかな?
なんかスピード感がないなって思う。
論文が公開されているのなら、海外のメーカーが先に製品化してしまいそうだ。特許が取れていて特許料を取れるのならいいが、技術だけ持って行かれると残念なことになる。

こういう研究に国が資金を多く、素早く投入することが必要なんだよね。
政争や利権に明け暮れていて、政府や行政は的外れなことばかりしているのが情けない。
医療体制の脆弱化、行政の対応の遅さ、政治の行き詰まり感……等々、日本のあらゆるシステムが機能不全になっている。

三度目の緊急事態宣言を出す方向に進んでいるようだが、過去二度よりも強力な対策ができるかどうか。飲食店を血祭りに上げるだけになるようなら、もはや日本の政治に希望は持てないように思う。

……と、そんな絶望感があったとしても、日本で革命が起こったりはしないんだよね。
政権交代があったとしても、今の野党に期待できるものはなにもない。
さらに悪化するだけ。
泥沼だなー……。

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