「体育ではブラジャー禁止」は変態校則だな

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「体育ではブラジャー禁止」は変態校則だな

校則問題は何度か取り上げているが、ブラック校則は日本が人権や差別問題あるいはジェンダーについて後進国であることの表れだ。
基本的人権を保障する憲法よりも、校則の方が優位にあること自体が法治国家になっていないといえる。

「体育ではブラジャー禁止」も。“ブラック校則”投稿サイトを作った女性の思い | 女子SPA!

「『ブラック校則データベース』を開設したのは2018年12月ですが、そのころニュースやWebメディアで『ブラック校則』という単語を目にする機会がありました。話題で扱っていたのは確か下着関連の校則だったと思います。

(中略)

「私が女の子の母親だからという個人的な理由もありますが、わいせつにつながるような校則は廃止すべきだと思います。特に、『下着の色に関する校則』、『ブラジャーの着用禁止』、『タイツの着用禁止』などは、本当に子供のためになるルールなのでしょうか?」

ブラック校則データベース』を見てみたが、ひどいなんてレベルを超えて、差別と偏見と人権無視のオンパレードだ。
これが現代の日本なのか?……と、強烈な不快感を感じる。

私達の通っていたy中学校では下着の色が決められており、中学三年生のときの修学旅行はusjの門の前で下着検査が行われており人がたくさん行き交う中、セーラー服をめくり先生に見せるということが行われていました。
これは公共の場ですべきことではないし、生徒のプライバシーを侵害し精神的に傷つく行為でした。

こんなことが公然と行われているなんて、ありえない!
それは教師によるわいせつ行為ではないのか?
道理で最近、教師のわいせつ事件が多いのも頷ける。
ブラック校則というより「わいせつ校則」あるいは「変態校則」だ。
こんな校則があることが、すでに犯罪だろう。

男女交際禁止のルールがありました。もし異性と交際していることがばれたら停学になるという規則がありました。実際にこの規則で何人も停学を受けた人が沢山いたのであり得ないと思ました。
男女交際をしたら反省文をひたすら書かされるという理不尽なルールがあり、とても納得できませんでした。自由に恋愛もできない高校生活がとても不満でした。

男女交際禁止というのは、某アイドルグループでも問題になった。
ようするに、「大人になるな」ということだ。そういう教育の結果、体は大人になったけど精神的に幼い大人が増えているように思う。

それに関連して、日本は性教育の後進国でもある。
避妊や妊娠(ようするにsex)についての知識と経験が乏しく、妊娠するような行為をしていないのに、妊娠したかもしれないと悩む若い女性もいるという。

その一方、10代の妊娠が増えていて、避妊に対する意識と知識の欠如が一因だともいわれる。
性教育に正面から向きあわず、男女を隔離する教育が、いかに愚かか。子供時代からジェンダーギャップを植え付けてどうする?
少子化を問題視する政府だが、教育現場では子供たちに「大人になるな」と教育する矛盾。

子供たちへの教育は、未来の日本を支える土台になる。
その学校が、こうも変態になっていると、子供たちの未来は暗い。
ブラック校則で日本の未来が危うい……といってもいい。

と、校則ばかりが問題になるのだが、会社の社則がブラック社則のところもあるので、根が深い。
ブラック社則はブラック校則の延長線にある。

たとえば、うちの彼女が勤めていたある会社では、

  • 服装は自由だが、ダメージジーンズは禁止
  • スカートは膝上丈、ロングスカートは禁止
  • 靴はハイヒール

というのがあったという。
「自由」といいつつ「禁止」項目があるのが変態だ(^^)
女性のハイヒール問題もあったが、ハイヒールやミニスカートを強要する会社は多いようだ。それって、セクハラだよね。

ブラック校則は、学校を卒業してもブラック社則へと形を変え、パワハラやセクハラが常態化したブラック企業へと引き継がれていく。
そして、それが「普通」になっている日本は、差別と偏見がありふれた社会のまま。

ブラック校則問題は、日本の社会や国としてのあり方の根源なのではないかと思う。

 

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