地球は温暖化するのか寒冷化するのか……というのは、過去にも書いているが、どうやら寒冷化の方向に向かう可能性が高まったようだ。
 以下は科学雑誌Newtonの記事なのだが、本家サイトにはまだ記事は掲載されておらず、先にYahoo!ニュースに掲載されていた(^_^)。

太陽の北極も南極もN極に? 観測衛星「ひので」がとらえた,太陽磁場の奇妙な事実 (科学雑誌Newton) – Yahoo!ニュース

 太陽の極域は,表面の爆発などの活動の原因となっている重要な場所だという。だが,実際に極域で何がおきているのか,よくわかっていなかった。このたび太陽観測衛星「ひので」は,極域のようすをくわしくとらえることに成功した。そして意外なことに,北極と南極の両方が,磁石でいうところのN極になりつつあることが明らかになった。

(中略)

■ これからの太陽活動はどうなる?
 太陽の極域の観測は,将来の太陽の活動を予測する上できわめて重要だ。2012年10月ごろに予定されている,「ひので」による北極域の集中観測によって,北極域の極性がN極に完全に反転しているかどうかを確認できるという。

 マウンダー極小期(1645年~1715年)など,黒点がほとんどなかった時期は過去にもあった。これが原因となって,地球の平均気温が低下し,寒冷化をもたらしたといわれている。これらの極小期の直前は,太陽の周期が13年や14年と長いという特徴があった。今回,直前の太陽の周期は12.6年だった。もしかすると,地球を寒冷化させる太陽の極小期にふたたび突入する可能性もあるかもしれないという。

 常田教授によると,あと10年は極域の調査をしないと,今後の太陽の活動予測はできないという。今後の観測結果を待ちたい。

 これはとても重要な事実だ。
 近年、温暖化の危機が叫ばれて、温暖化を抑制するために社会も産業界も努力してきたわけだが、もし、寒冷化に向かうのだとしたらまったく対応は逆になってしまう。
 もっとも、まだ可能性の話だが、準備というか寒冷化した場合のシナリオも用意しておかないといけない。それは地震対策と同様の危機管理だ。
 政治家にそれだけの知見があればよいが、残念ながらそういう期待は無理。
 電力消費の予想も、今年の夏は猛暑になるという前提だし、その背景には温暖化していくという想定がある。
 夏が冷夏で、冬はもっと寒くなると、想定外のことが起こることになる。

 過去の例を見れば、マウンダー極小期(1645年~1715年)は70年も続いている。人の一生分だ。寒冷化するのかどうかが確実になるのは数年後だろうが、寒冷化対策としては温暖化を促進した方がいい……という理屈だって成り立つ。
 はてさて、地球はどっちに向かうのか?

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