「家事」は「妻」がする。
……というのが、いまだに一般的らしい。
ほぉ~、世の男性諸君は、彼女に家事を期待してるのか?
というのを数字で示した記事が以下。
Business Media 誠:妻が夫に手伝ってほしいと思う家事、トップは「食器洗い」
結婚して、一緒に住むようになると問題となるのが家事の分担。どのように分担している人が多いのだろうか。
東京電力の調査によると、既婚男女に複数の家事について「平日に主に誰がやっていますか?」と尋ねたところ、「妻が主担当でほとんど1人で行う」が半数を超えたのは、「食事の献立作り」(87%)、「調理」(85%)、「食材の買い物」(70%)、「配膳」(66%)、「食器洗い」(64%)だった。
(中略)
既婚女性に「今は手伝ってもらっていないが、今後夫に手伝ってもらいたい家事は何ですか?」と聞くと、トップは「食器洗い」で37%。
男女平等とか夫婦共働きとかが当たり前になっているわりには、こういう家庭事情は相変わらずのようだ。
まぁね、誰かがやってくれれば楽だろうけど。
うちは違う。
家事の9割は、男である私がする。
スーパーの買い物、その日の献立、料理、配膳、食器洗い、掃除……等々、すべて私がやる(^_^)。
普通に会社勤めだから、会社帰りに買い物をして帰る。
帰宅したら、愛妻が晩ご飯を作って待ってくれている……わけではないのだ。残念ながら。
愛妻には違いないが、彼女は私の仕事が終わる頃に、ケータイメールを投げてくる。
「腹減ったぁ~! 帰るの遅い?」
……と(^_^;
おいっ! 飯の催促かよ。
「そろそろ帰るよ」
と返信すれば……
「今晩、なに?」と、返事が打ち返される。
「なにがいいの?」と、私はバックホームする。
「麺類がいい」
ほほぉ、ストレート狙いか。彼女は麺類好きなのだ。
麺類といっても、いろいろある。
「じゃ、ほうとう」
私は変化球でかわす。
ほうとうにするのには訳がある。
冷蔵庫の中身をイメージして、冷凍したほうとうの麺があり、味噌もある。半分使った生シイタケと白菜があった。味噌を使う料理は味噌汁くらいで、あまり使うことがないので、早く消費してしまいたかった。開封後、日数が経ちすぎると、味も香りも落ちてしまう。
ほうとうの麺を冷凍しているのは、近所のスーパーにはなく、一駅隣のスーパーでまとめ買いをしたからだ。
自宅からほど近いスーパーに立ち寄り、足りない食材を買って帰る。
晩飯は、私が帰宅しないと始まらないのだ。
やや大きめの鍋に水を入れ、火にかける。
ちなみに、料理に使う道具も、私が選んで買う。最近買った蒸かし用鍋がお気に入りで……と、それはまた別の話。
カツオ出汁、昆布出汁、いりこ出汁の3種類の出汁を使い、小さめに切った鶏肉、きざんだ白菜とシイタケとマイタケ、そしてサトイモを入れる。
30分ほど煮込んだところで、ほうとうの麺を入れ、麺が茹であがる頃に味噌を溶き入れ、香り付けにごま油を垂らす。
「テーブル、片付けて」
いつもテーブルの上に、いろいろと広げる彼女にいった。
そろそろ飯なんだから、いわれる前に片付けろよ(^_^;
毎度、同じ事のくり返し。
まぁ、猫と同じだ。
毎度繰り返すのが日常。お決まりのやりとりが、夫婦生活の営みということか……。
パスしてパスしてクロスを上げて、シュートは外す……じゃなくて、たまにはドリブルで切り込んで豪快にシュートを決めてくれよ。
……などと、彼女に期待してはいけない。
それができるのなら、私は家事なんてやってないさ。
オレが主夫なんだから(^_^)
ああ、彼女もする家事がひとつだけある。
洗濯だ。
といっても、洗濯は洗濯機に放り込んで、スイッチを押すだけだ。干すのは、それなりに手間はかかるが、ときどき干すのを忘れて、そのままになっていることもある。
洗濯乾燥機があれば、そういう心配もなくなるのだが。
ああ、それと、乾いた洗濯物は、ちゃんと片付けるように。
いつまでも干しとくんじゃないよ。