安保法政に反対する人々が、国会議事堂前の道路に集っているが、主催者発表で12万人、警視庁発表では3万人と、桁が違うほどの差がある。
反対派支持のマスコミは、主催者発表の多い数字を盛り込む。
日刊ゲンダイ|参加人数論争に結論 「8・30国会前デモ」は12万人だった
8月30日の国会前デモの参加人数が物議を醸している。主催者発表の「12万人」に対し、警察発表は「3万人」と大きな差が開いていた。実際は何人だったのか。
そのときの空撮映像が以下。
“報道ステーションSunday 国会前デモの空撮出ました!!
▼以下の記事でも、人数を検証している。
安保法案反対デモの参加者数は捏造? 群衆の正確な数え方とは – withnews(ウィズニュース)
全体の空撮がないのは残念だが、だいたいの密度は見当がつく。
国家議事堂に近い方は、満員電車なみに密集しているが、少し離れるとまばらになっている。
ひとり当たりが立っていられる面積を、50cm×50cm=2500㎠=0.25㎡ と仮定する。
群衆がいる範囲を、地図上から設定して、面積を求める。
Googleマップから面積を求められる便利なサイトがある。
Google Maps 面積計算 V3
▼群衆の範囲を以下のように設定すると……
面積は、20212.1664㎡
何人入れるかを求めると……
20212.1664÷0.25=80848.6656≒8万0849人
この8万0849人という数字は、むらなく密集している場合のMAXの数字だ。
50cm四方に1人というのは、満員電車なみの密度だからね。
実際には、プラカードを振り回したり、移動したりしているので、ひとりあたり1m四方くらいのスペースは必要かと思われる。それで計算すると……
20212.1664÷1=20212.1664≒2万0212人
……となる。
つまり、2万~8万の間、ということになる。
後日のデモでは、車道に入れないように警備していたので、歩道だけにしか人は入れなかったようだ。
歩道だけで計算すると、面積は7275.634㎡となり、
(1人の専有面積が0.25㎡の場合)……2万9102人
(1人の専有面積が1㎡の場合)………7276人
……と、MAXでも2万9102人だ。
前述のwithnewsの記事では、最寄り駅の乗降客の数字から、7万人という数字をはじき出しているが、だいたいそれが妥当な数字だともいえる。
実際に人数をカウントするのは、ほぼ不可能に近いが、密集度から1人あたりの専有面積を出し、どの範囲に人々がいたかの範囲がわかれば、面積から近い数字は出せるように思う。
という、試算でした。
けんいちさんへ
議論としてではなく、何人のキャパがあるかという試算です。
公園に人がいたであろうことは想像がつくので、面積範囲はやや広めに設定しています。デモの様子が見えない公園内にいると、参加していることの意味が薄れるようにも思います。それらは、多くても数百~数千人の誤差の範囲でしょう。
実際には、歩道や車道だけではなく、その外側の公園にも沢山人がいました。歩道や車道は混雑しているので公園側から柵越しに参加していた人たちです。
人の立ち方にはばらつきがあるのでこの面積の方法で議論してもあまり精度のいい数字は出てこないと思います。
警察の数字はどのような根拠でどのような計算をしたのか明らかにされていません。警察の数字は諫山さんのように歩道・車道の人だけを計算したのかもしれませんし、故意に数字を低く見せようとしていたのかもしれませんね。根拠が不明確な場合には数字を意図的に恣意的に変えることも可能ですね。