Apple Watchでトライポフォビア?

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Apple Watchが成功するかどうかはともかく、別の問題を引き起こすかもしれない。
トライポフォビア」という恐怖症がそれ。

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 蓮(ハス)の小さな丸い穴が密集しているものを、人の手や顔などとコラージュした画像で、一定数の人は「精神崩壊する」と証言しています。

この小さな穴の集合体に恐怖・嫌悪感を抱くことは、トライポフォビア(英: trypophobia)、日本語では「集合体恐怖症」と呼ばれています。蓮の他には、ヒョウモンダコなどが例として挙げられます。

人がなぜ、これらの画像に恐怖するのかについては、英エセックス大学で視覚科学を専攻しているジェフ・コール博士とアーノルド・ウィルキンス教授は「人類が進化する過程で得られた教訓かもしれない」と発表しています。

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蓮コラがゾワゾワするのはなぜ? 英エセックス大が研究 – ねとらぼ

蓮の花托や蜂の巣といった穴の集合体への過度な恐怖症は「トライポフォビア」と呼ばれています。

英エセックス大学で視覚科学を専攻しているジェフ・コール博士とアーノルド・ウィルキンス教授は先ごろ、こうした症状は人類が進化する過程で得られた教訓かもしれないと発表しました。何でも蓮コラにゾワゾワするのは、毒を持つ動物の視覚的特徴と関係があるのだとか。詳しい研究結果は「Psychological Science」に掲載されています。

エセックス大学の研究チームが実施したある実験では、参加者の16%にトライポフォビックな反応があったそうです。しかしながら、トライポフォビアの認知度は低く、学術的な研究成果もほとんどありません。「もっともありふれた恐怖症なのに皆聞いたことがない」とコール博士は言います。

▼Apple Watchのサイトより

Apple Watch

Apple Watch



Apple Watchのアイコン群が、それっぽく見えるといえば見えるが、どうなのだろう?
かつて、テレビの演出方法として、ストロボのように明滅するシーンで、光過敏性発作(別名、ポケモンショック)を起こすことが問題になった。その後、激しく明滅するシーンは自粛されるようになった。この例からもわかるように、ごく一部の人が過剰に反応してしまう症例はある。

Apple Watchのアイコン群で、トライポフォビアが起こるとすると……
トライポフォビアを感じる人が16%ほどいるとしたら、Apple Watchが100万台売れると、16万人がトライポフォビアによるなんらかの症状を訴えることになる。16%は無視できない比率だ。
訴訟社会のアメリカだと、これが原因で巨額訴訟が起こりそう。
杞憂かもしれないが、Appleはとんでもない火種を抱えているのかも。

私が見ると、Apple Watchのアイコン群は昆虫の複眼のように見えるが、気持ち悪いとは思わないものの、気持ちいい配置だとも思わないな。
中心が大きく、周辺が小さくなり、放射的に規則性があることで、アプリの重要度を表現しているのだろうが、同じ大きさで整然と並んでいる方が無難な気はする。
面白いデザインではあるが、はたして使いやすいかどうかは好みの問題かな。

仮にトライポフォビアを訴える人が発生すると、このデザインは早晩変更されるだろうね。
デザインが命のAppleとしては、デザインで転けると痛いことになってしまう。

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