オカルトものでは定番の「幽霊」。
霊的なものというのは、人間の錯覚、想像の産物だと思うのだが、霊的なものを信じる人は多い。
人には「魂」があり、死後は「魂」が肉体から離れると「霊」になるとされる。
その前提として「魂」とはなにか? どのような形で存在するのか?……というのを科学的に証明しなくてはいけない。物理的に存在するのであれば、「魂」のサンプルを抽出することが可能なはずだが、それに成功した人はいない。

では、霊は存在しうるのだろうか?
という疑問についての、科学者の論争が以下の記事になっている。

正体はダークマター? はたして“幽霊”は存在するのか、素粒子物理学の視点から考える|ギズモード・ジャパン

つまり、もし幽霊が存在するならば、現在の素粒子研究の基本的枠組みとして考えられている標準理論上の素粒子と相互作用できるはずだが、そんなものはないと断言しているのです。

ところがその説を聞いた米GizmodoのサイエンスライターRyan F. Mandelbaum氏は大憤慨。普段はオカルトを信じず、超常現象を解き明かす側の彼も、Cox博士の説は馬鹿げていると一刀両断。「僕は幽霊が存在するというつもりはありません、むしろ信じていません。でも未だにLHCによって発見されていない超対称性粒子やアクシオンといったダークマター()の候補となる理論上の粒子が存在しています」と述べ、人間が発見できていない素粒子で幽霊が構成されているかもしれないとCox博士を批判。

これ、面白い(^_^)
霊がダークマター候補の素粒子で構成されているとしたら、現在の科学では検出することは難しいからね。

仮に、霊がダークマターで構成されているとしたら、もとは人間の脳の中にホログラム的に存在していたであろう「魂」が、どのようなエネルギー変換でダークマター化したのかが問題。
通常物質のバリオンから、バリオンと相互作用しないダークマターに変異するのに、どれほどのエネルギーが必要なのか?

また、オカルト現象に出てくる霊は、生前の記憶などをある程度保持しているわけだが、ダークマターで構成された霊体に記憶を移植することは可能なのか?
さらには、そもそもダークマターは、生前の姿に似せた「体」を構成することは可能なのか?
はたまた、現実世界に対して影響を及ぼすポルターガイスト現象は、相互作用しないはずのダークマターに可能なのか?
……等々、いろいろと疑問も浮かぶ。

ダークマターではなく霊が実在するのであれば、その霊体を構成しているのは、既知の素粒子でなくてはならない。
記憶を保持しているのなら、記憶のデータ(とは限らない)を、どのように保持しているのか?
像や実体を現出されるための、エネルギー源はなんなのか?
極めて低いエネルギーで現出しているとしたら、それは新しいエネルギー革命になるかもしれない(^_^)

霊が存在すると信じてしまうのは、死に対する恐怖心や、死後の世界があって欲しいという願望の現れでもある。
99.9%は、錯覚と想像力の産物だろう。
残り、0.1%は、物理現象として存在する可能性。つまり、ダークマターの可能性は排除しない……ということだね。

 

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