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大きな穴の空いたバケツで、井戸の水は汲み上げられない。
大量の個人情報を流出させた年金機構は、穴の空いたバケツだ。いや、底のないバケツかも。

時事ドットコム:誤回答、全都道府県に=最多は東京の251人-年金機構

 日本年金機構の個人情報流出問題で、機構が専用電話窓口などへの問い合わせに対し、情報漏れの該当者なのに「流出していない」と誤った回答をした2449人の都道府県別の内訳が9日、分かった。対象は全47都道府県に広がり、最多は東京の251人。次いで大阪250人、神奈川161人、兵庫144人、愛知132人などが続く。
年金機構は8日までに、誤った回答をした人のうち2177人について職員が直接訪問し、謝罪した。残り272人には文書で謝罪したが、面会できていないという。

同じ人間、同じ組織がやっていることなので、そりゃ、何度も同じミスをするさ。そういう体質、そういう仕事の仕方しか知らないんだから。「ちゃんと仕事しろ」といっても、彼らにとって「ちゃんとした仕事」とは、この程度なんだ。できない人間に、無理な仕事をさせているわけで、彼らを責めるのも酷だ。メタボで運動不足の人に、「フルマラソンを3時間で完走しろ」と命令するようなもの。
能力がないんだから、できないのは当たり前。できない人にやらせることが問題だ。

このミスで、また余計な経費がかかる。おそらく、こういうミスは、また再発する。ミスを補うために経費がかかり、またミスをしてさらに経費がかかり……と、終わりがない。
穴の空いたバケツでは、水は汲めないのだ。

年金記録問題」、いわゆる「消えた年金」が発覚したのは、2007年。
その問題の解決のために立ち上げられた日本年金機構だが、正規職員・准職員のうち旧社保庁職員が約66%を占めているようなので、体制としては旧社保庁の看板を掛け替えただけだろう。体質や仕事のやり方も引き継いでいるものと思われる。だから、問題を次々と起こす。

看板を掛け替えても、トップ人事を代えても、実務をするのは職員なのだから、本質的なことはなにも変わらない。できない人間に、できない仕事をやらせているんだから。

それこそ、人工知能に仕事をやらせた方がいいかもしれない(^_^)

関連記事→“人工知能3原則”が提唱される

と、冗談のつもりで書いたが、マジで人工知能にやらせた方がいいような気がする。

データを与え、やるべきことを明確にすれば、ミスのない完璧な仕事ができそうだ。作業効率も上がるだろうし、24時間年中無休で仕事ができる。稼働させる電気代やメンテの費用はかかるが、人件費は発生しない。1万5千人あまりの職員に給与を払うより、断然お得。

年金機構AI

すぐには無理だろうが、真面目に検討してもいいのではないだろうか?(^_^)

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