度重なるワクチン予約システム障害

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度重なるワクチン予約システム障害

新型コロナのワクチン接種がなかなか進まない日本だが、接種する前の予約システムでトラブルが相次いでいる。
先着順の予約では、人々が殺到することは予想されるのに、なぜもっとマシな方法を考えないのだろうか?

【2021年5月12日】ワクチン予約システム、各地で障害 復旧の見通し立たず [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、全国各地の自治体の予約システムが12日朝から障害を起こし、予約ができない状況が起きている。SNSやメールで住民に情報を呼びかけている。

SNS上では、群馬県沼田市や三重県鈴鹿市などが市公式ツイッターで「予約システム障害で予約受付ができない」と注意喚起している。

今日(5月12日)の件については、情報管理システム会社「Salesforce」(アメリカ)のDNS障害ということで、自治体に責任はないが、同じシステムを使っている自治体で障害が発生した。

これ以前を遡ってみると……

【2021年4月7日】ワクチン予約の枠埋まる 相次ぐ苦情「電話つながらない」|東播|神戸新聞NEXT

 兵庫県高砂市で80歳以上の市民を対象に5日始まった新型コロナウイルスワクチン接種の予約が6日午前、先着定員の900人に達した。市はコールセンターの10回線で対応したが、対象者8545人は予約枠の9・5倍。市によると、市役所本庁舎には、6日午前までに「コールセンターの電話がずっとつながらない」といった苦情電話約500件が寄せられたという。

【2021年4月15日】埼玉 和光市 ワクチン接種予約のシステム 開始30分で障害 | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース

新型コロナウイルスのワクチンの集団接種に向けた予約の受け付けが15日から始まった埼玉県和光市で、開始からわずか30分でシステムの障害が起き、予約ができなくなっています。アクセスの集中が原因とみられ、市によりますと復旧の見通しは立っていないということです。

【2021年4月21日】東京 中野区 ワクチン予約受け付けシステム不具合 予約できず | 新型コロナ ワクチン(日本国内) | NHKニュース

21日から新型コロナウイルスのワクチン接種の予約の受け付けを始めた東京 中野区で、システムの不具合が発生して予約ができなくなりました。区は23日から受け付けを再開するとしています。

【2021年04月26日】「全然つながらない」 東京都の医療従事者向けワクチン予約サイトにアクセス殺到、不安定に / ITmedia NEWS

 東京都福祉保健局は4月26日午前9時、都内の医療従事者を対象に、新型コロナワクチン接種の予約受け付けを専用サイトで始めた。しかし開始直後からアクセスが集中し、つながりにくい状況が続いている。同局は「当初の想定を超えるアクセスがあった」としている。

【2021年5月4日】横浜市、ワクチン予約中断 アクセス殺到「対応不十分」 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル

 高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、横浜市は3日、集団接種の予約受け付けを開始した。だが、直後から予約サイトへのアクセスが殺到し、受け付けを中断。復旧のめどが立たず、この日は中止を決めた。再開は早くても5日の見通しだ。

……とまぁ、4月から毎週のようにトラブルが報告されていることになる。
理由はほぼ共通で、申込者が殺到してしまうため電話やネットがつながらない。
システムとしての脆弱性が露見した格好だ。

対象となる人数はわかっているわけだから、数万人が殺到すればどうなるか想像力を働かせれば予想できることだろう。
それに対する備えがなかった。これは想定外ではない。見込みが甘かっただけだ。

今後も同様のトラブルが続出すると思われる。
そもそも早い者勝ちという方法が間違っている。椅子取りゲームではないんだから、もうちょっと賢い方法を考えなくちゃいけない。

自衛隊が主導する大規模接種は、首都圏を対象としているらしいから、これを早い者勝ちの予約制にしたら、またまたパンクすることは目に見えている。
菅首相は「1日100万回」を目標に掲げていたが、申込みは各自治体に分散するとはいえ、全国で1日100万人以上が殺到することにもなるわけで、ますます混乱しそう。

ワクチンパニックは、しばらく続きそうだね。