五輪エンブレムでお騒がせのデザイナーの佐野氏だが、またまたパクリ疑惑が発覚(^_^)。
佐野研二郎氏デザインにまた「盗用」指摘 今度はトートバッグ、焼き目や模様、細かな傷も「一致」 : J-CASTニュース
自身がデザインを手がけた2020年東京オリンピックの公式エンブレムにベルギーのデザイン会社から「盗用」を指摘された佐野研二郎氏だが、他の作品にも「盗用」騒ぎが浮上している。やり玉に挙がったのは、サントリーが2015年7月7日から8月31日まで開催しているキャンペーンの景品のトートバッグだ。
ネットユーザーが、デザインに使われたフランスパンとよく似た写真を掲載する個人ブログを発見。ブログ主も「確かに一致しててビックリしました」と認め、騒ぎが広がっている。
(中略)
相次ぐ「盗用」の指摘に、専門家の目も厳しい。大阪芸術大学の純丘曜彰教授は8月10日、ネットメディア「INSIGHTNOW!!」に寄せた「東京オリンピック・エンブレムはもう無理筋」と題するコラムの中でトートバッグの問題に触れて「元ネタが割れている」と断定、「著作の独立性を主張するのはもはや無理」と厳しく指摘した。
さらに、14年に世間を騒がせたSTAP細胞問題とからめ「小保方と同じ道を辿っている」と批判した。
フランスパンの表面テクスチャは、いわば指紋みたいなもので、ひとつとして同じものはない。それが一致するということは、拾ってきた画像を使ったってことは確定的だね。
「偶然の一致」という弁明をするとなると、超々々々々……超のn乗的偶然が起こったことになる(^_^)。それはそれですごいことだよね。
佐野氏は奇跡を起こすデザイナーだ!
私はその他大勢の末端のデザイナーでもあるが、この業界、パクリは日常的に行われている。パクリというと語弊があるかもしれないが、「真似」あるいは「参考」にすることは、誰もがやっている。
デザインの作品集などが出版されているが、それらを持ってきて、
「このデザインに似たもの作って」
「このデザインを参考にして、ちょっと変えて」
といわれることは、よくある。
それって、パクリじゃん、と思いつつも、真似るのだ。本意ではないが、クライアントの指示、上司のAD(アートディレクター)の指示である。
世の中のほとんどの商品……人が作ったモノは、誰かがデザインしている。機能から生まれるデザインもあれば、視覚効果を意図したデザインまで、様々なものがある。それらのデザインが、まったくの「無」から作られることは希なのだ。伝統を踏襲するとか、他の類似品に似せるとか、共通イメージをベースにするとか。良くいえば「アレンジ」、悪くいえば「パクリ」だ。
トートバッグのデザインは、おそらく低予算の仕事だったのだろう。それでもデザイナーのネームバリューで、多少は高くなっているだろうが、佐野氏的には些末な仕事なのではと思う。
それで「手抜き」をした。
自分で撮影する手間を省いて、ネットから拾ってきたものを使った……ということではないかな。
この仕事は佐野氏本人ではなく、部下のスタッフにやらせた仕事かもしれない。平のデザイナーなんて、そんなに高度な仕事ができるわけではないので、テキトーな仕事だったわけだ。そんな作品を受け取ったサントリーは、お気の毒さまだ。
ネットから無断で拾ってこなくても、ストックフォトにあるもので利用料金を払って使えばよかった。その料金は、高くても3万円くらいだ。そのくらいの出費をケチっているのが情けない。
私に依頼しなよ。佐野氏の半額のギャラで、もうちょっとマシなものを作ってやるから(^_^)。
デザイン会社やデザイナーは、数万社、数万人いると思うし、みんなが「オリジナリティ」のある作品や商品を作っているわけではない。その証拠に、類似品は多く存在している。
無名のデザイナーの作品がパクリでも、あまり問題にされないが、いちおう一流とされるデザイナーだから問題にされる。
佐野氏のプロとしての姿勢が問われている。