ドラム式洗濯機に入った子供が死亡した事例が発生して、メーカーは対応に苦慮しているという。
「これ以上何をすれば……」 ドラム式洗濯機の安全策、決定打なく 子供の窒息死に消費者から不安の声殺到 (1/4) – ITmedia ニュース
東京都内で6月、ドラム式洗濯乾燥機に閉じ込められた男児(7)が窒息死する事故が起き、メーカー各社が対応に迫られている。ただ、これまでも「子供が閉じ込められて窒息のおそれあり」と取り扱い説明書などで注意喚起し、解除しないと開閉できないようにする「チャイルドロック」の機能も標準装備している。考えられる限りの安全対策を導入するなかで起きた事故にショックは大きく、各社は「これ以上何をすれば…」と頭を悩ませている。
(中略)
そもそも、あの狭い空間に入ってみようという子供の発想に思い及ばなかった」と話す。
子供は無茶と思えることを平気でやってしまうもの。自分たちが子供だった頃を思い出して欲しい。けっこう無茶しなかったか?
私もずいぶんと無謀なことをしていたよ(^_^)。なにごともなかったから生きているが、一歩間違うと死んでいたかもしれないこともやっていた。
それは、子供にとっては「冒険」なんだ。
私自身の記憶にはない、子供時代のエピソード。
5~6歳の頃だが、当時住んでいた場所が川のすぐ近くで、帰宅途中の親父が、川でボートに乗っている子供を、車で通過中の橋の上から見つけた。
「危ねぇなー」
と思ったそうだが、それが自分の息子だとは思わなかったそうだ。
帰宅すると、幼小の息子がいない。自宅周辺を探したが、見つからない。
そのとき、川でボートに乗っていた子供のことが気になった。
それが幼かった私だったのだ(^_^)b
発見が遅れれば、どうなっていたかわからない。そういう事故は、よく起こっている。
子供は無邪気というか、危険と安全の区別がつかないし、想像力も乏しいから、これをやるとどうなるかの予測が立てられない。それで無茶をしてしまう。
小学校低学年の頃のエピソード。
近所の遊び友達と、裏山へ冒険に行った。
小川が流れる小さな谷の崖に、洞穴を発見。それは戦争中の防空壕の跡だったのだが、当時は知るよしもなかった。
子供たちは洞窟の中に入っていく。
穴は途中から分岐していて、行き止まりの奥まで探検した。
いま思えばくだらないことなのだが、そのときはワクワクしたものだ。ちょっとした非日常の世界が、子供にはとてつもない冒険だったのだ。
防空壕は劣化していて、壁はポロポロと崩れるほどだった。
探検は無事に終わったが、もし、あのとき穴が崩れていたら……。私は生きてない(^_^)b
その防空壕は、現在は宅地造成されて残っていない。
「子供の発想に思い及ばなかった」というような発言は、よく聞く。
みんな、自分が子供だった頃を忘れてしまったのか?
子供は大人がバカバカしいと思うことを、マジでやってしまうんだ。
さて、ドラム式洗濯機の安全策について提案。
洗濯機には、洗濯容量として8kgとか10Kgといった表示がある。10Kgだと国産ではかなり大型なので、たいていは8kg未満だ。
洗濯容量を超える重量がかかったときに、洗濯機がエラー表示をする機能はあるが、そこに蓋が閉まらない機能を加えればいいのでは?
子供の平均体重は、小学校1年(6歳)で20kg前後だ。体重が10kgを超えるのは、だいたい2歳以上なので、2歳以上の子供が洗濯機に入ったことは検知できるように思う。
重量センサーはついているわけだから、そこに蓋が閉まらない機構を加えるだけでいい。
そのくらいは、日本メーカーであれば容易いと思うのだが?
【追記】
具体的な方法を図解で提案してみる。
重量センサーで洗濯容量以上の重量を検知したときに、蓋が閉まらないようにするためには、蓋そのものに細工する必要はない。
蓋が収まる、本体側に仕掛けをする方が簡単だ。
こんな感じ。
本体の蓋の開口部分の内側に、突起が出るようにして、蓋が物理的に閉まらないようにすればいい。電源スイッチを切っていても、コンセントを抜かない限り、このセンサーとロック機構は動作するようにしておく。
この仕組みなら、それほど難しくないと思う。
どうだろうか?
橋本谷さんへ
そういう場合は、ロック機構を手動で解除できるようにすればいいんです。
簡単に解除できないように、面倒な手順を踏ませれば、子供のイタズラや誤作動を防げるのではと思います。
そして、洗濯が終わったら、デフォルトで元の設定に戻る仕組みに。
湿った洗濯物、雨に濡れて洗濯し直し、なんて場合はどうしましょ?