小山田氏に続いて小林賢太郎氏もクビになって、五輪開会式はスキャンダルまみれになってしまった。
過去のことをあら探ししているとの批判もあるが、過去があって現在があるわけで、過去のことはチャラとはいかないようにも思う。
批判の意見はあってもいいが、その批判の仕方にも配慮が必要ではないだろうか?
茂木健一郎氏「フェアでない」 小林賢太郎氏への批判に持論、“ネット民”は「何も考えていない人たち」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
脳科学者の茂木健一郎氏(58)が22日、ツイッターを更新。東京五輪開閉会式の「ショーディレクター」を担当していた元お笑いコンビ「ラーメンズ」小林賢太郎氏(48)について、私見をつづった。
(中略)
「いろんなことが相変わらず炎上続けているわけですけど、大変ですよね」と語るシーンも。「日本のネット民の人を見ていると、どんなことでも『言い訳』とかって言うんですよね。『弁護』、『必死だな』とかネット民独特の言葉遣いがあって、本当に何もものを考えていない人たちだな、ってあきれちゃうんですけど」とも話した。
茂木氏の意見に正論の部分はあるが、言い方がケンカ腰で、これでは賛同は得られにくい。
なぜ、こんなにも上から目線なんだろう?
エリート意識丸出しで、自分は頭がよくて、他人はバカだと思っているのかもしれない。
茂木氏は華々しい経歴の持ち主だし、著書も多く、たしかに頭のいい人なのだろう。
他人がバカに見えるのもわからないでもない。
頭はいいのに、言葉の表現は乱暴というか稚拙だ。
「ネット民は何も考えていない人たち」
要約するとこういってるわけだが、この言い方は差別的でもある。
もっと簡潔にいえば、「ネット民はバカな人たち」ともいえる。
「ネット民」の部分を、ほかの特定カテゴリの人々に置き換えてみるといい。
見下した表現はエリート意識の表れだが、そのエリート意識が差別の根源にもなる。
イジメや差別がなぜ起こるかといえば、人を見下すエリート意識があるからだ。
茂木氏の言い方は、氏自身にも差別意識が潜んでいることの表れだと思う。
そもそも茂木氏のいう「ネット民」は、どういう人たちを指しているのか。
世界のインターネット利用者数は……
最新グローバルデジタルトレンド2020 – We Are Social Japan
世界のインターネット利用者数は去年から7%(2億9800万人)増加し、45億4000万人となりました。
……と、ネット民は45億4000万人いることになる。
「45億4000万人のネット民はバカな人たち」ということだと、なかなかインパクトがある。
日本に限定すると、インターネット利用率は89.8%(2019年)となっている。
人口から計算すると、約1億1300万人になる。
「1億1300万人のネット民はバカな人たち」もすごいな。
SNS利用者に限定すると……
【2021年7月版】人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ|We Love Social
……ということで、SNSの中でもTwitterに限定すると、4500万人となる。
「4500万人のネット民はバカな人たち」ということかな(^_^)b
脳科学者でもある茂木氏なので、「ネット民はバカ仮説」はなかなか大胆な仮説だ。
その仮説を証明すれば、ノーベル賞級かもよ。
私には理解を超えているが、茂木氏にはその理論が見えているのだろう。
私もネット民に含まれることになるが、なにも考えてなくてすみません。
茂木氏みたいに頭はよくないのは事実なので、バカと呼ばれても反論できない。
ただし、そんな私でも脱税はしていない。
善良な納税者なので、そこだけは茂木氏に劣っているとは思っていない。
あしからず。