【サッカー・U20・W杯】課題はA代表と同じ……の続き。

・U20・W杯は、ベスト16で散った。

善戦はしたが、1点が奪えなかった。
0-1のスコアだけ見ると、惜敗のようにも見えるが、点差以上に差は大きいと感じる。

決定機をなかなか決められなかったのは、日本だけでなくベネズエラも同様だったが、最後の最後で決めたベネズエラの方が1枚上手だったということ。

サッカーの試合は、1点差で決まることが多いから、10回の決定的チャンスがあったとして、そのうち1回を決められるかどうかだ。

そこが「差」になり、簡単には埋められない「差」でもある。

この試合のおもなスタッツを見てみると……
U-20日本vsU-20ベネズエラ 試合スタッツより

 日本  
 シュート数  12  17
 枠内シュート  1  3
枠内シュート率 8.3% 17.6%
 枠外シュート  11  9
 コーナーキック  2  6
 ファウル数  17  20
 ボール支配率  53%  47%

上表のうち、「枠内シュート率」は私が加えたものだが、シュート数の中の枠内の割合。
この枠内シュート率が10%を切るようでは、10本打っても枠内に入らないということで、精度が悪すぎることになる。

枠内シュート数で比べると、1本と3本で、あまり差がないように錯覚してしまうが、枠内シュート率で比べると、ベネズエラは日本の約2倍、逆にいうと日本はベネズエラの半分の精度しかなかったということになる。
この差は、少しどころではないともいえる。

試合後の選手のインタビューでは……

延長戦で力尽きたU-20日本代表 FW岩崎が痛感した世界との差とは? | theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

チャレンジはしましたが、そこで結果を出せませんでしたし、ワールドクラスの国は大事なところで点をとってきます。ただ、課題ははっきりしました。世界との差も把握できましたし、この差を早く埋めていきたいですね。

反省点を自覚しているのはいいとしても、「世界との差」はなかなか埋まらない。
なぜなら、A代表の選手たちも、いくどとなく同じことを口にしてきたが、まだまだ埋まっていないからだ。

それはなぜか?

単純な話なんだ。
U20のこの世代で、すでに世界との差がかなりある。サッカーの環境が違うとはいえ、年齢的にはほぼ同等で、この差だ。ここをスタートラインとするなら、日本のU20世代は出遅れている。

マラソンに例えるなら、強豪国のU20世代は数十メートル前を走っていて、追いつきたくても追いつけない距離にいる。ペースを上げなくてはいけないが、そのための体力や筋力は足りない。無理に走ろうとすれば、息切れして脱落してしまうかもしれない。ついていくのがやっと。

日本の選手が成長すれば、世界の選手も成長する。その成長スピードが同じだとしたら、いつまで経っても追いつけないことになってしまう。
差を縮めるためには、より早く成長しなくてはいけない。3年かかるところを1年で達成するとか、そういうスピードでなければ、すでに開いている差を埋めて、追い越すことはできない。

つまり、難易度の高いチャレンジだということ。

技術的なこと、メンタルなこと、フィジカルのこと……など、課題は山積しているが、一番足りないものはフィジカルなんだろうね。

スポーツは体が資本だ。
スポーツの種類によって、求められる体は違ってくる。
まず、体を作ることから始める。

その点、日本人選手は体がサッカーに最適化されていないと思う。
もっと、肉食え(^_^)

肉食って、タンパク質たくさん摂って、体を大きくしなきゃ。
筋肉をつけるために、筋力トレーニングも必要だろう。細くて小柄な体では、当たり負けしてしまう。

技術的にはレベルが高いと評価されることもある日本人選手だが、同等のレベルの海外選手は体も大きいとなれば、フィジカルで負けてしまうのは自明だ。

15歳の久保くんの将来は期待したいところだが、肉体的な成長期のまっただ中の彼が、今後どれだけフィジカルを身につけられるかだね。今のままでは、テクニックや視野の広さは非凡でも、フィジカル勝負では吹っ飛ばされてしまうから、やがて壁にぶつかるかもしれない。

今回、飛び級で招集された久保くんだったが、才能の片鱗は見せたものの「覚醒」はしなかった。
久保くんは2年後のU20・W杯にも出る資格がある。もし、日本が本戦に出られるのなら、そこでは覚醒してほしいものだ。

次回、2019年の開催地は南米のエクアドルだ。赤道直下の国なので、気候的にハードな大会になりそう。
はたして、日本は参戦できるだろうか?

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