ネットで商品を購入するのが普通になっているため、商品は宅配便で届けられることが多い。
 届け日や時間の指定ができるので、都合のいい日に配達してもらえるが、ときには不在になってしまうこともある。配達時間は21時くらいまで対応してくれるようになったが、残業になってしまうと21時までに帰宅することは難しい。それで週末の休みに配達してもらえるようにするのだが、休みの日は外出することも少なくないので、予定を立てているとこれまた難しい。
 時間指定といっても数時間の幅があるわけで、たまたま配達に来たときにトイレに入っていたりしてピンポンに対応できないこともある。直接受け取るには、いろいろとハードルが高い。
 そんなときに重宝するのが、「宅配ボックス」だ。
 うちのマンションには宅配ボックスが20口ほど用意されているので、空きがなくなることは希だ。お歳暮やお中元のシーズンに、ボックスの空きがなくなることが発生する程度。普段はだいたい間に合っている。
 生ものの商品では宅配ボックスは利用できないが、通常の商品であれば問題はない。

 宅配ボックスがなく、商品を受け取れないときには「再配達」を依頼するわけだが、その数が多くて問題になっているという。

宅配便、留守で2割が再配達 排ガス増・人手不足に懸念:朝日新聞デジタル

宅配便の取扱量が増えるなか、受取人の留守で2割が再配達となっている。輸送トラックの排ガスが増えることや運転手不足への懸念が浮上し、国が対策に乗り出した。宅配業者は新たな受け取り拠点をつくるなど、サービスを広げて効率的な配達を図っている。

(中略)

 再配達の影響は小さくない。同省の試算では、トラックの排ガスでは年42万トンの二酸化炭素が発生する。山手線の内側面積の2・5倍と同じ広さのスギ林が吸収する量に匹敵するという。

 不在者への配達には、のべ年約1億8千万時間かかり、労働力に換算すると約9万人分になる。

 10数年前に住んでいたマンションには宅配ボックスがなかったため、再配達を依頼しなくてはいけなかった。当時は、まだ宅配ボックスが一般的ではなかったからだ。自分で注文する商品については、自宅にいられる日時を指定するが、他者からの発送品についてはこちらの都合までは考えられていない。
 現在のマンションに移ってから、宅配ボックスの存在をありがたく思ったものだ。
 マンションの場合には、戸数によって必要な宅配ボックスの数も多くなってしまうので、そのためのスペースを確保しないといけない。マンション入口のエントランスが広くないと、スペースは確保できない。狭い土地に建てられたマンションでは、入口を入ってすぐエレベーターという場合も多い。以前住んでいたマンションがそうだった。
 集合住宅でも、各戸の玄関脇に宅配ボックスをつけられるといいのだろうけど、そこまでやっている物件はないようだ。商品を玄関前に置くサービスをしているスーパーなどはあるが、あれは少々無防備な気がする。盗まれるとかイタズラされるとかを前提としない……住民の性善説に基づいた方法ではあるが、防犯上は望ましい方法とは思えない。

 宅配ボックスのあるマンションに住んでいると、これは必需品だと感じる。
 将来、一戸建ての家を買うなり建てるなりするとしたら、やっぱり宅配ボックスはつけようと思っている。
 最近では、戸建て用の宅配ボックスの製品も販売されている。

宅配ボックス コンボ | エクステリア | 外まわり・構造材 | Panasonic

 Panasonicだけでなく、他社からもいろいろと出ている。価格的には、安いもので1~5万円程度と、それほど大きな出費ではない。
 配達時の箱の大きさとしては、(たて)32×(よこ)46×(高さ)29cmの箱(クロネコボックス12のサイズ)に対応できる宅配ボックスが望ましい。
 家電メーカーのPanasonicへの要望としては、クール宅急便に対応できる冷蔵庫式の宅配ボックスも作って欲しいな。常に冷蔵庫が稼働しているのではなく、商品が中に入ってロックされたら、冷蔵庫機能をONにするとかね。通常の商品と兼用するのなら、ロックするときに、冷蔵をONにするかどうかの選択肢を表示してからロックできるといいかもしれない。そういうインタラクティブな宅配ボックス。

 宅配ボックスのないアパートやマンションでも、各戸の玄関脇に宅配ボックスがつけられるといい。ただ、廊下の共有部分に設置することになるので、管理組合等の許可が必要になるし、防災上の問題として設置できない場合もある。そのあたりの問題をいかにクリアするかだね。

 いずれにしても、「戸建てにも宅配ボックスを」という意識が広まると、再配達問題もかなり解消されるように思う。

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