2017年に公開されたSF映画『ライフ』をNetflixで見た。
同名または類似タイトルの作品がほかにもあるので、混同されがち。
真田広之が出演していたのだが、ほとんど話題にならなかった気がする。
国際宇宙ステーション(ISS)搭乗のクルー6名は無人火星探査機ピルグリムの回収に成功。探査機が持ち帰った土をISS内で分析したところ、生きた微生物が含まれていることを確認し、クルーたちは喜びに沸く。地球外生命体発見のニュースは地球上でも報道され、微生物は「カルビン」と名付けられる。 しかし、実験過程で微生物が急速に成長し、高い知性を持つようになったことが判明。更に大型化・敵対化していくカルビンにクルーたちが次々と襲われる。地球への影響を避けるためにソユーズがISSを隔離したことで、ISS内の生き残りクルーたちは孤立無援の状況でカルビンを相手にすることになる。
時代設定は現在に近いようだが、ISSの外見はそれっぽいものの、中の様子は未来的にアレンジされている。
そんな設備やシステムは、実際のISSにはないものが多い。
火星の生命体は、おそらく存在しているだろうが、微生物レベルだと思われる。
太古の火星に海があったことはわかっていて、生命が誕生するのに十分な時間はあったとされる。
地球の生命の火星起源説があったりもする。
サンプルリターンも計画されているが、成功するかどうかは未知数。
実際に人間が火星に行くには、いろいろと問題も多い。
火星の生命発見は、早くても数十年先になりそう。
未知の生命体に対する、バイオハザードが甘すぎるのが気になった。
グローブボックスを使っていたが、それはウイルスや細菌レベルでの話。
未知の目視できる生物に対して、あれでは不用心すぎ。
不測の事態を想定するなら、完全密閉式のボックスの中で、ロボットアームを使うなどするのが望ましい。
甘い管理の結果、生物は逃げ出し、クルー達との戦いが始まる。
こうなると映画「エイリアン」の展開。
宇宙空間に放り出されても死なない生物は無敵じゃないか(^_^)b
生物を地球に持ちこまないようにと奮闘するクルー達。
しかし、ひとり、またひとりと犠牲になっていく。
そして、最後の手段で賭けに出る。
ラストのネタバレをするのは気が引けるのだが……。
誰も助からないのは救いがない(×_×)
後味の悪い映画だった。
ちなみに、
制作費 $58,000,000(約66億円)
興行収入
■■世界 $100,541,806(約114億4300万円)
■■アメリカ $30,234,022(約34億4000万)
■■日本 1億7000万円
ということで、いちおう黒字でそこそこのヒットだったようだが、日本では不発。
昨年8月、同映画を、Amazonプライムビデオにて、視聴しました。
やはり、「バイオハザードが甘すぎる」と思っていました。
もっとも、「ああ甘くないと、ストーリーが展開しないか」、とも。
クリーチャーに、大して特徴が無かったような気が。
どんな形態だったか、もう、ほとんど分からなくなっています。
コメント、どうもです。
生物は、火星らしく「タコ」のような形態でしたよ(笑)。