緊急事態宣言、初日

本日から、緊急事態宣言が施行された。
強制力のない「要請」という、いかにも曖昧なことが好きな日本らしい事態。
「みんなが守るだろう」との性善説に基づいているともいえる。

外出するな、テレワークしろ、というが、調査によればテレワークをしているのは5.6%だとか。そもそもテレワークが可能な業種や仕事は限られている。
じゃ、都庁の職員はテレワーク可能ですか?
できないよね。
たいていの会社がそうなのだよ。
テレワークを求めるなら、都の全職員が率先してやって、手本を見せるべきではないだろうか。自分たちはできないのに、他人にやれというのは虫が良すぎる。
(注)本庁舎に限ってはテレワークを導入しているが、都の全職員約16万人中の約1万人が対象とのこと。

なんなら国会もテレワークでいいよ。
議員さんたちは席に座っているだけで、採決のときに起立するだけじゃないか(^^)。議席の1票だけの話なのだから、そこに座っている必要はない。いちおうIT立国なんだから、投票くらい電子投票とはいわないまでも、電話なりFAXでも可能だぜ。(法的な問題は脇に置く)

宣言の発令前とあとで、なにが変わったか?
昨晩の知事の記者会見などでは、これまでと変わらないというニュアンスの発言をしていた。
しかしまぁ、律儀な日本人は、同調圧力のもと、自主的に休業するデパートや会社があいついだ。

▼休業を告知する西武デパートの地下入り口前。
西武デパート前

この写真は、いつもだったら開店直後の午前10時過ぎの様子。
普段であれば、まだ通勤時間帯なので、もっとたくさんの人がいるが、ごらんのように少ない。

驚いたのは、電車の乗車率。

埼京線車内

私が通勤で乗る埼京線の、池袋→新宿間の午前10時ころの車内の様子。
立ってる人が少なく、まるで昼間のようだ。たぶん、乗車率20%くらい。いつもだったら、まだまだ満員電車でぎっしりと人が乗ってる時間帯。

こういうのを見ると、強制力はなくても緊急事態宣言は効いてるなと思う。
ただし、これを5月6日まで続けられるかどうか。

安倍首相は2週間で抑えこむというようなシナリオを描いていたが、はたしてそれは可能か?
もし、2週間後にさらに悪化していたら、どうするのか?
法的にロックダウンはできないとのことだが、ならば放置するのか?
3つの「密」を避け、ソーシャルディスタンス(他者との距離を確保する)で2メートルの距離を取る……と、何度もいっていた。

「ねぇ、電車は? 電車はどうすんの?」
ソーシャルディスタンスなんて、取りようがないよね。
首相も知事も、諮問委員会の医師たちも、電車についてはなにも触れずスルーだ。
それって、見て見ぬふりじゃないのか?

最悪の事態を想定するなら、電車は止めるべきだと思うけどね。
3密回避もソーシャルディスタンスも不適合な環境なのだから。

うちの妻は糖尿病の基礎疾患をかかえているのだが、勤務先から糖尿病の人は出勤停止と申し渡されて、今週は自宅にいる。
正社員ではないので、休みなればその分の収入は減る。非正規の辛い現実だ。

早く終息してほしいものだが、政府の見通しほど楽観的にはならないだろうね。

首相が「緊急事態宣言」5月6日まで 「このペースなら1カ月後 8万人超」|FNNプライムオンライン

安倍首相「専門家の試算では、わたしたち全員が努力を重ね、人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせ、減少に転じさせることができる。すでに自分は感染者かもしれないという意識を、特に若い皆さんを中心に全ての皆さんに持っていただきたい。外出する際にも人混みを避け、ほかの人との距離を保つ。飛まつを飛ばさないようにマスクを着けるなどの行動をお願いする。そのことが、ほかの人の命を守ることになる。ひいては、自分の命を守ることになる。国民の皆さまのご協力をお願いいたします」

「飛まつを飛ばさないようにマスクを着ける」というが、前エントリの「新型コロナにマスクは無駄?」で触れたように、マスクはほとんど役に立たない。

厳しいだろうね。

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