ザッカーバーグは模倣好き?

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 メタバース関連をもうひとつ。
 なんだかんだいっても、ザッカーバーグおよびMeta社は注目だけは浴びている。その一挙手一投足が、なにがしかの影響を与える。そういう意味では、目が離せない存在だといえる。

人気プラットフォームを模倣するメタの試みは、いつも失敗してきた…ニュースレター配信サービス「Bulletin」の閉鎖を発表 | Business Insider Japan

ザッカーバーグは長年にわたり、他の成功したプラットフォームを真似たものを立ち上げようと何度も試みてきたが、しばしば失敗している。

2022年10月4日、メタは「Bulletin」を2023年1月に閉鎖すると発表した。これはニュースレター配信をサポートするSubstackのライバルとなるべく始まったサービスだ。

(中略)

ライバルを打ち負かすために、競合するサービスに莫大な資金をつぎ込むというメタの戦略は、他のテック大手も採用している。しかし、連邦政府関係者は、彼らが「不公正な競争方法(unfair methods of competition)」と呼ばれる反競争的行為の領域に踏み込んでいるとして非難している。

(中略)

ザッカーバーグの次の賭けはメタバースだ。この試みには700億ドル(約10兆円)が投じられると言われており、1つの取り組みにこのような途方もない資金を費やすテック企業はこれまでなかったと、The Informationが分析したデータに示されている。

「成功するまでは失敗する」という考え方がシリコンバレーのルールブックの中に組み込まれている。だから、メタバースはザッカーバーグの次の大勝利になるのかもしれない。

しかし、ニューポート教授は懐疑的だ。

「多くの人はグループ・テキスト・メッセージで友人と軽く連絡を取り合う程度で、十分に満足している。そのようなやりとりを3次元の仮想世界に持ち込むことに対する強い関心は感じられない。それ(メタバース)は人々が現在経験している課題を解決するものではないのだ」

 日本では、Facebook Bulletinのサービスが始まる前にポシャってしまったようだ。なので、知る由もない。
 模倣することの良し悪しは別にして、トライアンドエラーで失敗しても次がある、というのがアメリカの企業戦略でもある。Googleでも失敗事例はたくさんあるしね。

 Facebook Bulletinが登場したときには、IT系サイトで話題にはなったようで、日本でのサービス開始に期待する記事もあった。
 しかし、1年後には終了発表となった。見切りをつけるのも早いね。

 で、次はメタバースだ。

ザッカーバーグの次の賭けはメタバースだ。
この試みには700億ドル(約10兆円)が投じられる

 その投資額がすごい。失敗できない賭けだね。

 ニューポート教授は、

それ(メタバース)は人々が現在経験している課題を解決するものではない

 と、手厳しい。

 メタバースでなにをするか……が問題。
 アバターを介したコミュニケーションというだけでは、魅力に乏しい。それだったらZoomの方がお手軽だし、ちゃんと相手の顔を見て話ができる。
 アバターは仮面であり、自分を偽ることが可能だから、虚飾の世界でもある。ゲームとしては面白いが、メタバースが日常になるかどうかは疑問だ。

 メタバースでしかできないことはなにか?……というストロングポイントが弱い気がする。
 ゲーム世界で有効性があるのは確かだが、日常の中にメタバースがどれだけ必要とされるか。必要とされなければ、一時のブームで終わってしまう。

 数年後、「Meta社、メタバース終了」のニュースを目にするのかもしれない。

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