フィクションの世界に男女平等はどこまで必要か?


男女平等が度々いわれるのは、実際には平等ではないからだが、フィクションの世界にはどこまで男女平等が必要なんだろうか?

人気マンガ・アニメだった、「聖闘士星矢」がリメイクされることになり、その予告動画が公開されて、キャラのひとりが女性化されて物議を醸しているようだ。

Netflix版「聖闘士星矢」で“アンドロメダ星座の瞬”が女性化 ファンの批判に脚本家「全員男性には違和感」/ねとらぼ

 Netflixで2019年夏配信予定の聖闘士星矢シリーズ最新作「聖闘士星矢: Knights of the Zodiac」で主要キャラクターの“アンドロメダ星座の瞬”の性別が女性に変更され、ファンに動揺が走っています。

(中略)

こうしたファンの声に同作で脚本を担当するEugene Sonさんが自身のTwitterで反応。性別の変更は「自分の判断」だとした上で、作品の中核となるコンセプトは変わらないものの、「青銅聖闘士が全員男性であるという点」には引っかかりを覚えたといいます。

30年前であれば世界を救う戦士が少年たちだけでも違和感はなかったものの、男女が平等に働くようになった現代において、全員男性のチームを描くことは「良くも悪くも、視聴者が何らかの意見表明(STATEMENT)と解釈してしまう可能性があります」と、変更の意図を説明しました。


女性化されたのは、“アンドロメダ星座の瞬”。

アンドロメダ星座の瞬

アンドロメダ星座の瞬

「青銅聖闘士が全員男性であるという点」には引っかかりを覚えた

という脚本家。
で、瞬を女性化したらしい。
しかし、なぜ女性化の対象が瞬だったのかの説明はない。
星矢が女性ではいけなかったのか?

説明が説明になってないんだよね。
男女平等をフィクションの世界に持ち込むのなら、聖闘士の男女比は半々でなければ合理的な説明にならないのではないか?

チームの中で紅一点という構成は、古くはサイボーグ009やガッチャマンの頃からあったことだし、いまさらひとりを女性にしたからって、昨今の男女平等に適合しているとは思えない。
それこそ、古い価値観ではないだろうか?

また、コスチュームもアンダーウエアを着ているとはいえ、セパレートの胸を強調するフラットなデザインで、他の聖闘士に比べると肉感的だ。そういう媚びたところに、女性を出したことの意図がお色気にあるのではと勘ぐってしまう。

戦うのは男ばかりだとしても、この作品の原作には女神アテナをはじめとして、女性キャラは多く登場する。けっして男子校みたいな世界ではない(^_^)。
全体としてみれば、男女のキャラはバランスよく配置されていたと思う。

男女平等を持ち込むのはかまわないが、ならば中途半端なことはしないで、すっぱりと男女半々にすればよい。
それならば、脚本家の言い分にも説得力があっただろう。

「女性をひとり入れたから、これで女性差別っていわれないよね」

そういうゲスな考えが見え隠れする。

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